マレーシアGP決勝直前の予選再放送は、唐突にぶった切ったところから始まった。
http://www.fujitv.co.jp/otn/b_hp/914200010.htmlによると

3/29(土)に生中継いたしました第2戦マレーシアGP公式予選につきまして、予選時間が大幅に遅延したため25分間の延長となりました。
3/30(日)14:20〜NEXT、3/31(月)17:50〜ONEでの再放送は生中継途中からの再放送となります。
ご了承ください。
尚、4/3(木)深夜のNEXTでの再放送は、放送枠を50分前倒し、25:10から中断部分も含めた完全版を放送いたします。

とのこと。50分前倒しってことは、ゲームセンターCXの過去放送を休止するのかな?

とりあえず昨日の予選でリカルドのタイムアタックの邪魔をしたボッタスが3グリッド降格とペナルティポイント2pが課せられた。ペナルティポイントは新シーズンでリセットされるのかと思っていたが、付与から1年間は消えないという運転免許の違反点数みたいな仕様らしい。
シーズンを跨ぐというのはいいアイデアかも。違反したドライバーに自制を促すのはもちろんだが、ペナルティを課すスチュワードにも一貫性を求める上で一定の効果があるのではないだろうか。
http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/51936249.html

 FIAは、規約にペナルティ・ポイント・システムの導入も記載している。ドライバーは、ペナルティ・ポイント累積12で、1戦出走停止となる。
 FIAは「ペナルティ・ポイントは12ヶ月間ドライバーのスーパー・ライセンスに記載され、付与から12ヶ月後にそれぞれ消去される」としている。

決勝直前中継でオンエアされた川井ちゃんによる「明日のレースは雨がいいですか?」との問いに「晴れでも雨でも速くないと思うのでいっそ雪がいいですね」という可夢偉(笑)
マレーシア航空機事故に対する黙祷が行われた。その時はさすがのバーニーですら雑談をやめた。まあ事故被害者家族がF1関係者の宿泊を優先するためにホテルから追い出された、なんてことが数日前にあったばかりなので、黙祷したくらいでF1のイメージが良くなるのかは微妙。
スタートはレコードライン側のマシンが好スタートを決める。PPハミルトン、3番手ロズベルグ、5番手リカルド、2番手ベッテルの順。リカルドはベッテル相手に一歩も引かない。
ビアンキマルドナードが1周目で接触ビアンキはピットイン。
4周目でベッテルがリカルドの前に出る。無線は公開されないもののチームオーダーがあったのかな?
5周目、ビアンキマルドナードの件が審議。
ライコネンがマグヌッセンと接触。マグヌッセンはウイングが飛び、ライコネンはパンクしタイヤゴムがホイールから脱落する。
7周目、ビアンキに5秒間のストップ&ゴーのペナルティ。川井ちゃんによると今年からは5秒ストップの後にピット作業をしてもいいらしい。
ボッタスが無線でマッサへの不満をぶつける。チームは前のマグヌッセンを追わなくてはいけないからマッサとやりあうなとなだめるも、自分のほうが速いと譲らないボッタス。2年目の若手が10年選手の大先輩に全く臆するところがない。
10周目、マグヌッセンがピットイン。フロントウイングがないまま走り続けていたらしい。タイヤとともにノーズも交換。
11周目、マグヌッセンに5秒間のストップ&ゴーのペナルティ。ピット作業を終えた直後だけに痛い。
12周目、アロンソがピットイン。ミディアム→ミディアムのタイヤ交換。
13周目、リカルドがピットイン。アロンソに前を行かれるも即座に抜き返す。
14周目、ベッテルがピットイン。2.7秒でピットアウト。当然リカルドの前で戻る。
アロンソがボッタスをパス。
15周目、ロズベルグがピットイン。
ピットストップを遅らせたヒュルケンベルグが2番手に浮上。
16周目、ハミルトンがピットイン。ヒュルケンベルグがラップリーダーに浮上。
可夢偉がピットイン。国際映像に映らず。
ハミルトンがヒュルケンベルグをパス。
17周目、ヒュルケンベルグがピットイン。6番手で戻る。残りピット回数が上位陣と同じになった時にどのポジションにいられるのかが鍵。
19周目、ライコネンが2回目のピットイン。
20周目、ベルニューがリタイア。他にオープニングラップで接触したマルドナードビアンキ、スタートできなかったペレスも既にリタイア。
可夢偉は15番手。上位はハミルトン、ロズベルグベッテル、リカルドで安定。
24周目、可夢偉14番手。前を行くグティエレスよりも1秒以上速いらしい。もちろんテレビに映らず。
26周目、マグヌッセンがストップ&ゴーのペナルティを消化後にピット作業。昨年までのようなペナルティが出されてから数周以内に消化しなければならないという規則は緩和されたのかな。
前の車が続々とピットインして可夢偉が10番手にまで浮上。もちろんテレビに映らず。そして2回目のピットインを済ませたクビアトに抜かれ11番手。
31周目、12番手まで落ちた可夢偉のバトルの模様がようやく国際映像に捉えられる。グロージャンに前に行かれるもDRSを活用して直線で抜き返す。
32周目、前の周で可夢偉がやったのと同じことをグロージャンがやって可夢偉13番手。
33周目、可夢偉がタイヤ交換を行って16番手まで後退。
35周目、スーティルが最終コーナーを過ぎた場所でストップ。DRSゾーンでイエローフラッグが振られる。
41周目、リカルドがピットイン。タイヤ交換するも左フロントタイヤがはまってないのにリリースしてしまいピットレーンでストップ。クルーが押し戻してタイヤをはめ直すも大幅にタイムロス。更に危険なリリースで審議対象に。
43周目、フロントウイングが脱落しかけているリカルドが映る。接触したのではなく自然に外れた?44周目にフロントウイング交換のため再度ピットイン。
リプレイ映像によると、リカルドは縁石に乗った際フロントウイングを引っ掛けた模様。結果10秒間のストップ&ゴーのペナルティ。既に最後尾なので大して痛くない。痛いのは累積ポイントだけか。結局リカルドはペナルティ消化前にリタイア。
53周目、2ストップ作戦で4番手に踏ん張っていたヒュルケンベルグアロンソに抜かれる。タイヤがどうしようもないのだろう。
54周目、マッサに「ボッタスを前に行かせろ」という無線。「フェラーリにいてもウィリアムズに行ってもおんなじこと言われるんだね」とは川井ちゃんの弁。マッサはチームオーダーを無視か?結局最後までマッサはポジションを譲らなかった。
結果はハミルトン優勝。ロズベルグベッテルまでが表彰台。以降アロンソヒュルケンベルグ、バトン、マッサ、ボッタス、マグヌッセン、クビアトまでが入賞。グロージャンライコネン可夢偉エリクソン、チルトンまでが完走。ルーキーのマグヌッセンとクビアトが連続入賞。
2ストップ勢ではヒュルケンベルグ5位、可夢偉13位。仮にレッドブルが緻密な2ストップ作戦をたてたとしてもメルセデスに勝つのは難しかったかな。
レース終了後、リカルドには次戦バーレーンGPにて10グリッド降格のペナルティが課せられた。2014年の規則ではレース中のグリッド降格ペナルティは次戦にも適用されることが理由。
タイムを争っていたわけでもない最後尾のマシンをピット・インさせた際に10秒のストップ&ゴーを消化して、その後にリタイアさせればよかっただけの話。レッドブルボーンヘッドとしか言い様がない。10秒ストップ&ゴーさえ消化すればお咎め無しかと思っていたが、今年から危険なリリースをやらかしたレースと次のレースのWペナルティとなるらしい。ここまでのリカルドは今年のレギュレーションのガイドみたいな役回り。
http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/51936319.html

2014年の規約では、危険なリリースをしたドライバーは、10秒ストップ&ゴー・ペナルティだけでなく自動的に次のレースでグリッド10番ペナルティを受ける。

リカルドは不運。オーストラリアで表彰台に登った瞬間が彼のピークで、以後徹底的にツキに見放されている。

情熱大陸に巨人の内海が出ていた。4人の子供がいるとかサインに夢中なあまり移動の際に置いてけぼりになって独り自転車で移動するとか。なんか好感度上がってる(笑)