日本GP

  • 鈴鹿のドライバーズパレードはクラシックカーにドライバーが一人ずつ乗って行うというスタイル。小倉さんが絶賛していた。確かに昨年のドライバーズパレードではドライバー同士が喋っていた印象しかない。途中、ハミルトンの乗った車が故障。そこへアロンソの車が近寄り、アロンソがドライバー(=車のオーナー)に頼んでハミルトンを同乗させた。シンガポールGP表彰台のことを思えばその行為自体驚きだし、その後談笑しながらパレードを消化していたことも意外だった。過去の事例からしても、トップドライバー同士は同じチームにさえならなければ仲良くなれるものなのだろうか。
  • グロックは欠場。トヨタのガレージ内で座って観戦していた。
  • ベッテルがスタートを決め、ハミルトンのポジションを上げた。トゥルーリはどうにか3番手キープ。ハイドフェルドはソフトタイヤ選択が功を奏し4番手。以下ライコネンバリチェロスーティルロズベルグコバライネンクビサ、バトン、フィジケラ、一貴、アルグエルスアリリウッツィアロンソと続く。
  • ブラウンのオンボードにスイカが映ってると思ったらバトンのヘルメットだった。
  • ピットスタートウェーバーがピットイン。その後も再三ピットに入り応急処置を施して騙し騙し走るも最後尾フィニッシュ。
  • 8番手のコバライネンが重くてペースが上がらず、スーティルとバトンがつきあわされる格好。ペースの速いスーティルは度々仕掛けるも叶わず、ようやく並びかけたもののコバライネンも粘って接触、2台を労せずしてバトンが抜き去った。無理しすぎたコバライネン、ドアを閉められ180度回転したスーティルはポイント圏外へ。
  • ハミルトンがトゥルーリより先にピットストップ。トゥルーリはポジションを取り返すチャンスだったが、僅かな差で逆転ならず。
  • ベッテルがピットインしたものの、作業が終わってもなかなかスタートしない。他のマシンがピットに入ってきていたため待っていたようだ。レッドブルは危険なリリースでペナルティを受けていたから慎重にならざるを得ないのだろう。
  • 給油したばかりのロズベルグのすぐ後ろに一貴がついた。チームが指示を出すことはできないし、ノーポイントの一貴にロズベルグがわざわざポジションを譲るような真似をするはずもない。更に一貴はピットアウト直後の1コーナーでスーティルに抜かれた。色々と理由はあるもののコース上でオーバーテイクするよりもされる回数の方が多い一貴。トヨタと共にウィリアムズを去ることになるのか。
  • 2度目のピットストップでトゥルーリがハミルトンを抜いた。
  • ピットレーンからコースに復帰した直後の1コーナーで、フィジケラコバライネンに抜かれた。
  • 2度目のピットストップの際、後ろから来るコバライネンをやや妨害するような形でリリースされたフィジケラ。ポジションを守れてホッとしたのかどうかわからないが、コース復帰直後にコバライネンにインから並びかけられ、あわててドアを閉めようとして軽く接触。しかしコバライネンの勢いは衰えず1コーナーで完全にフィジケラを抜き去った。フェラーリに移籍してから精彩を欠くフィジケラ
  • 残り9周でアルグエルスアリが看板を吹き飛ばしてウォールにヒット。見た目の激しさでいえば昨日のグロック以上のクラッシュ。SC導入となる。
  • 3番手ハミルトン、4番手ライコネンとの間にグロージャン*1トゥルーリという2枚の壁があり、リスタートでKERS勢の脅威を受けることなくトップをキープしたベッテル。そのまま逃げ切った。2位トゥルーリ、3位ハミルトン。以下ライコネンロズベルグハイドフェルドバリチェロ、バトンまでが入賞。
  • ベッテルがバトンとの差を9p、バリチェロは1p縮めた。依然としてバトンが圧倒的優位とはいえ、面白くなってきた。ブラジルGPではバリチェロは4位以内、ベッテルは2位以内が必須条件*2となる。バトンは表彰台に上ればタイトルが確定。
  • ブラウンGPに辛口の今宮氏。前半戦で圧倒的な速さを誇っただけに、最近の体たらくに厳しめの評価となるのも理解できなくはない。私的には、前半戦はマシンが異次元の速さだっただけで、ブラウンGPやバトン、バリチェロのいずれも、やっていること自体はそれほど変わっていないように思う。マシン開発ができずに普通のチームに成り下がっただけのブラウンを「守りに入っている」と批判するのは少し酷かなと。

*1:SC中にベッテルの後ろにいた周回遅れのグロージャンにラップを取り戻させる指示がなかった

*2:バトンがノーポイントで終わった場合