オーストラリアGP決勝

  • シャンパンでファイトするよりもまず飲むライコネン。さすが酒好き(笑)
  • 現時点ではフェラーリマクラーレンが頭ひとつ抜けていてBMWルノーが追う展開。フェラーリBMWは信頼性、ルノーはドライバーラインナップが少し不安で、速さではフェラーリだがトータルパッケージが優れているマクラーレンが一歩リードか。
  • 最後方争いはスパイカートロロッソでほぼ決まりか。スパイカーはカスタマーシャシー問題でスーパーアグリを引きずり降ろそうとしているが、それにはもっとスーパーアグリが活躍してスパイカーに賛同するチームが増えなければならないというのがなんとも皮肉。
  • 4強と2弱以外の5チームはほとんど差がなさそう。ただ、仮にぱっとしないルノーを上回れたとしても残りの3チームに勝てそうなチームは見当たらない。
  • トヨタはあれだけ不調だったテストからすれば見違えたが、6年目でこの程度では満足できないだろう。
  • ホンダは昨年のハンガリーGPのように全てにおいて好条件がそろったとしても優勝には程遠いレベル。バトンは予選でも決勝でも全く目立てなかった。バリチェロは序盤ウォールにヒットするなど今年も駄目なのかと思わせたが、どうにかスーパーアグリの前でフィニッシュし辛うじてワークスホンダの面目を保った。
  • レッドブルウェーバーはチーム及び本人のミスにより自滅。予選でシングルグリッドを獲得し決勝でもそこそこの走りをしていただけにマシンの素性はそれほど悪くないのだろう。予選から不調だったクルサードは後方からブルツのマシンに乗り上げてしまうクラッシュでリタイア。あのクルサードが全面的に非を認めているということからクルサードのミスなんだろう。
  • ウィリアムズは予選ではイマイチだったものの決勝ではまずまずの走り。第2集団の中では一番速いかもしれない。というかスーパーアグリに予選で負けたのが不思議。ポジションを守るためにもスパイカーに同調しスーパーアグリ批判をしていくことになりそうだ。
  • スーパーアグリは予選より順位を落としたものの、予選で本来なら琢磨の前にいるはずのドライバーが決勝で前に出ただけのことなので順当な結果だと思う。スタートできないトラブルありクラッシュありのデビッドソンはついてなかった。
  • 表彰式直前にトッドがライコネンに電話を渡していたが、どうやらMSからの電話だったようだ。ただ残念ながら、通話品質が悪く何を言っているのかほとんど聞こえなかったらしい。
  • ソフトタイヤとハードタイヤの見分け方をもう少しわかりやすくして欲しい。f1gpnews*1で各チームのタイヤ戦略がまとめられていたおかげでなんとか理解できたが、やはりレース中にわかったほうが観ていて楽しいので。とはいえタイヤは既に船便で手配済みとのことなので、ヨーロッパラウンドまで待たなければならないらしい。
  • ちなみに第1ステイントでソフトだったのはマッサ、バリチェロハイドフェルドの3人、第2ステイントでソフトだったのは迷走中のバトンのみ(笑)、残りのドライバーはいずれも最後のステイント*2でソフトを履いたようだ。

*1:http://www.f1gpnews.com/f1news/2007/03/post_3001.html

*2:2ストップのマシンは第2ステイント