カナダGPフリー走行・予選

  • ドイツのプレスが、またまたまたサーキットを訪れたMSについて質問したら、顔を背けてしまったライコネン。その結果すぐに来て質問に答えてくれたので川井ちゃん的にはラッキーだったらしい。
  • 「こっちはモナコでハミルトンに(例の件を)聞いたんだからRSにきついこと聞いてよ」と、ハミルトンの前で尻ごみしたITVの記者に言った川井ちゃん。その記者はRSに「そろそろ引退して子供と遊んでたら?」と質問して蹴りを入れられたそうな。
  • セッション半ばで国際映像が乱れ、その間にコバライネンエンジンブロー、コースにオイルを撒き散らしたため赤旗中断となった。10分あまり?で映像が回復したもののセッションは中断したままで、残り10分でようやく再開された。結局ハミルトン、ライコネンアロンソ、マッサと4強が順当に上位を占めた。琢磨5番手、デビッドソン10番手、バリチェロ8番手、バトン12番手とホンダエンジン勢もまずまず。ただ、単にBMWルノーが沈んだだけとも言えるし、予選でフリー走行のタイムを大幅に更新することが予想される他チームに対し、スーパーアグリとホンダにそこまでの伸びしろが残されているか見ものでもある。
  • Q1ではコバライネンがクラッシュしてリアウイングの破片を撒き散らしてフリー走行に続いてセッションを中断させた。ブリアトーレがキレなきゃいいけど。そのコバライネンとデビッドソン、RS、ブルツスパイカー2台が落ちた。デビッドソン以外の全員が去就が取り沙汰されるドライバー。
  • Q2ではハイドフェルドが魅せてくれた。シケインショートカットでタイム抹消された直後のアタックでウォールにタイヤをこすりつけながらも3番手に飛び込んだ。意外だったのは、ハイドフェルドのアタック前の時点で8番手とQ3進出がやや微妙だったライコネンが動かなかったこと。結果として9番手で、11番手の琢磨とはコンマ1秒以上の差だったので問題はなかったのだが。落ちたのは琢磨、クルサード、ホンダ2台、トロ・ロッソ2台。ホンダとトロ・ロッソはまあ順当なところだし琢磨は健闘したといってもいい。問題はクルサード。決勝ではそれなりにまとめてくるのに予選でチームメイトに差をつけられすぎ。クルサードウェーバーを合成すればレッドブルBMWに匹敵するのでは、とさえ思える。
  • Q2で圧倒的だったマクラーレンの速さはQ3でも変わらず、ハミルトンが初PPを獲得した。2番手はアロンソ。3番手がハイドフェルドライコネン4番手、マッサ5番手に終わった。ここ数年フェラーリが北米で強かったのはブリヂストンタイヤの力によるところが大きかったということか。6番手以降はウェーバーロズベルグクビサフィジケラトゥルーリクビサはともかく、いずれもチームメイトに大差をつけていることが興味深い。