オーストラリアGP予選

 予選の途中で寝てしまったのでビデオで予選を観る。
 なんとスーパーアグリスパイカートロロッソ、ホンダ、ウィリアムズの4チームを喰い、更にマッサ、コバライネンが予選2回目で脱落するという幸運にも恵まれて琢磨が予選3回目に進出と開幕戦にしていきなりピークを迎えてしまった。デビッドソンも11位と健闘。昨年のホンダに完敗した4チーム(特にワークスホンダ)の胸中は穏やかではないだろう。
 そしてスーパーアグリは今後活躍すればするほど敵を増やすことになる。カスタマーシャシー問題ではスパイカーが急先鋒だったが、これにウィリアムズが加わる可能性が高い。こういう言い方はなんだが、コリン・コレスとフランク・ウィリアムズではF1界に与える影響が違いすぎる。プロドライブの件があるからマクラーレンまで反対にまわることはないと思うが、しばらく尾を引きそうだ。
 個人的には、ルール上問題はないとされているのだからたとえスーパーアグリがポイントを獲得するようなことがあってもお咎めなしだろう。ただ、昨年開幕時からここまでのスーパーアグリの進歩は目を見張るものがあり、その素晴らしい技術力があればシャシーくらいは全部自前でつくってもいいんじゃないかなと思う。
 PPはライコネンで予選を通して最速ラップをマークしたのはアロンソ。そしてハイドフェルドが3番手につけ冬のテストがフロックではないことを証明した。昨年まではルノーフェラーリマクラーレンが3強を形成していたが、BMWが台頭して4強の一角を担うことになりそうだ。テストで遅い遅いといわれていたトヨタはしぶとく予選3回目まで残った。F1GPニュースで木下氏が言っていた最後のアップデートが上手くいったということか。クルサードが予選1回目で沈んだだけに7番手につけたウェーバーにびっくり。地元パワー恐るべし。
 まあ開幕戦だけに、トラブルなく走りきったチームがポイントを獲るだろう。