昨日の中断の状況

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041016-00000414-yom-spo

日本シリーズ初戦、誤審で49分間中断…審判団謝罪


併殺の判定を巡り審判団の説明を聞く西武・伊東監督、手前は中日・落合監督
 
 日本シリーズ第1戦で、審判の判定をめぐり49分間、試合が中断した。

 五回裏一死一塁から谷繁の捕ゴロで二塁―一塁と送球され、いったん併殺が成立したとされたが、中日側が「橘高淳球審がタッチアウトを宣告しているので、二塁封殺は認められない」と抗議。審判団はこれを認め、西武・伊東監督に二死二塁から試合を続行するよう説得。試合は午後7時55分から8時44分まで中断し、二死二塁で再開された。審判団は、17日にコミッショナーに対し報告書を提出することになった。

 審判団は試合後会見し、橘高球審が谷繁のタッチアウトをコールしたが、そのジャッジが明確でなく二塁塁審が見落とした不手際と説明した。試合中には場内放送で「打者走者がタッチアウトという判定があったため、二塁はフォースプレーではないのに、アウトと言ってしまったミスが我々にもあった」と説明。さらに橘高球審が「球審の打球判断のタッチプレーの判断の誤りがありまして、このような不手際を起こし申し訳ありません」と謝罪した。

 ◆友寄正人・左翼線審セ・リーグ審判副部長)「二塁審判が(主審の)アウトの宣告が見えなかった。ジャッジメントの伝達がうまくいかなかった。(捕手が)捕ってすぐに投げて見えなかったところがあった」

 ◆西武・星野好男球団代表「(中断を長引かせて)うちの方が悪いような感じをもたれていたので、『真ん中で話をしなさい』と言った」
(読売新聞) - 10月17日2時56分更新

http://chuspo.chunichi.co.jp/00/baseball/20041017/spon____baseball005.shtml

西武・伊藤監督、怒り爆発
「審判の対応許せない」史上2番目49分中断
オレひとり悪者
 とても勝利監督とは思えなかった。試合後の記者会見。監督としてシリーズ初勝利だというのに、西武・伊東勤監督(42)は真っ赤な顔で報道陣にまくしたてた。

 「結局、オレひとりが悪者みたいになっちゃった。全国の野球ファンに見苦しいところを見せては申し訳ないと思うけど、間違いは間違いと認めてほしかった」

 勝利の余韻に浸ることなど全くなし。5回の誤審について、ひたすら話し続けた。

 伊東監督が試合再開を拒み続けたのは、落合監督の抗議よりも、審判団の対応が許せなかったからだという。「(審判は)アナウンスでオレが抗議したと言ったけど、こっちは抗議をしてない」。さらに、「オレを退場させると言っているから、いいよと言っていたんだ。間違いましたと認めていれば、ここまで大騒ぎになっていない」と怒りを爆発させた。

 それでも、指揮官らしく会見の最後にはサバサバした表情に。「後味は悪かったけど、明日また切り替えてやっていきたい。中日もこのままで終わるわけがない」と第2戦に向けて気を引き締めていた。 (谷野哲郎)

 審判団は伊東監督に「退場させる」なんて言いやがったか。こじれるのは当たり前だろう。ミスを認め謝るのではなく脅すなんて。
 明らかに誤審であっても、通常なら審判の判定が覆ることはない。しかし、今回の件は判定間違いではなく、2塁塁審が状況を把握しておらず、更に主審が試合を止めずに流してしまったことが原因だ。さすがにそのまま放置できなかったのだろう。
 審判の人たちはやたらと審判の権威とか威厳を大事にするようだが、それにふさわしい判定と行動をしてもらいたいものだ。威圧したり、テレビ局に対し「審判の珍プレー好プレー」を放映しないようにと通告するだけでなく・・・
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200410/bt2004101701.html

橘高淳球審 「中断が長引き、お客さんを待たせてしまった。自分のアウトのジェスチャーが、みんなに伝わらなかったことを反省している」