カウント2−4からの安打

2005年9月3日(土) 19時1分 時事通信

 3日、札幌ドームで行われた横浜−阪神19回戦で、上本球審がボールカウントを間違える「珍事」があった。3回二死走者なし、横浜・佐伯の打席で、安藤がボールカウント2−3から投げた球は「ボール」の判定。本来ならこの時点で四球で、佐伯も一塁へ歩きかけたが、球審が呼び戻して試合を続行した。佐伯は次の球を打って左前安打とした。この間、横浜側から抗議はなかった。
 上本球審は試合後、自分の誤りを認め、「気がつかなかった。ミスとしか言いようがない」と話した。横浜の田代打撃コーチは、「四球だとは思ったが、佐伯が戻ったので自分の勘違いかと思った。(四球だと)声を出さなかったことは恥ずかしい」。記録上は「カウント2−4からの左前安打」となる。

 昨年の日本シリーズ第1戦もそうだったが、審判が自らミスを認めるのは珍しい。それだけ恥ずかしい間違いだったということか。