セーフティカーの規則が変更に

Crash.Net Japan
5月31日(月)

セーフティーカーの規則が変更に

 FIAがセーフティーカーのルールを変更することを決定した。モナコGPでのミハエル・シューマッハーとファン−パブロ・モントーヤのトンネル内でのアクシデントがきっかけとなった形だ。

 最大の変更は、ペースカーがピットに戻ることをドライバーに知らせるタイミングだ。従来はピットに戻る最後の周に入る時にライトを消して知らせていたが、これにより特にトップのマシンが、次周に向けて準備を始め、加速したりブレーキを温めるなどしていたため、これを避けるために、今後はペースカーはピットに戻るぎりぎりまでライトを消さないことになる。
 また、FIAはセーフティーカー出動時すぐににチームがドライバーをピットインさせるのを禁止することにした。ピットレーンがオープンになるのは、セーフティーカーの後ろで各マシンのフォーメイションが整い、スロー走行となってからとなる。セーフティーカーが出動する前にすでにピットインしていたマシンに関しては、“オールクリア”となるまでピットにとどまることができる。
 この変更は次戦カナダGPから採用される予定。

 フェラーリとウィリアムズ、MSとJPMの接触だっただけに対応が早かった。
 ミナルディのブルーニとジョーダンのパンターノだったらこうはいかなかっただろう。