妄言

http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/51517283.html

これで2010年のF1参戦を申請したチームは、既存の10チームに加え、チームUSF1カンポス・メタ1、ローラ、プロドライブ、ライトスピードGP、チーム・スーパーファンド、マーチ、ブラバムである。

 参戦枠は13なので、撤退を検討しているチームの交渉相手が5つということか*1。去就決定が遅くなった場合は、如何に相手の興味を繋ぎ止めることができるか、が鍵となる。
 あとは予算との兼ね合いか。2010年から4000万ポンドの予算制限がなされること前提にエントリーしたチームには、既存チームを買収する費用などないだろう。予算制限の上限が引き上げ、或いは完全に撤廃ということになれば、参戦自体が危ぶまれる。
 予算制限を導入したがっているモズレーは「F1には自動車メーカーよりも他分野からの起業家が参入することが望ましい」*2と脳天気なことを言っているが、我を通せば既存チームの大半が去り、自動車メーカーに屈すれば新規参入予定チームを裏切ることになる。
 妥協案として「予算制限は上限引き上げもしくは2011年以降に先送り」「予算制限を受け入れる予定だったチームには予算超過分(の一部)をFOMが負担」ってな感じで事態の収拾を図るのではなかろうか。でバーニーに対して誰も頭が上がらない状況が続く、と。

*1:ウィリアムズを除くFOTAの9チームが宣言通り撤退するとしたら、枠が4つ余ることになるわけだが

*2:http://fmotorsports.cocolog-nifty.com/f107/2009/06/post-8c1c.html