うーん

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=f1&a=20070914-00000235-jij-spo

マクラーレン処分理由を公表=FIA

 【スパフランコルシャン(ベルギー)14日時事】自動車レースのF1で、他チームの技術情報を不正に入手したなどの疑いでマクラーレン・チームが今季の製造者部門タイトル争いから除外され、1億ドル(約115億円)の罰金を受けた問題で、国際自動車連盟FIA)は14日、処分決定に至った根拠などをまとめた文書を公表した。当初、マクラーレン側は、フェラーリの元技術者が独断で情報を持ち込んだとしていたが、同技術者とマクラーレンのテストドライバーが頻繁に情報交換を行っていた事実などが判明、チーム内の少なくとも一部で情報の共有があったとみなされた。
 FIAは来季のマクラーレンの出場について、同チームが2008年用に準備しているマシンを12月に検査し、判断するとしている。  [ 時事通信 9月15日 0時1分 更新 ]

http://www.f1gpnews.com/f1news/2007/09/post_4840.html

FIA、証拠のメールを公開
マクラーレンのドライバーが送付したメールが今回のスパイ容疑の証拠となったことが明らかになっている。金曜日にデ・ラ・ロサからアロンソへのメールの内容が公開されている。
フェラーリからの情報は本当に信頼性が高いよ。この情報はナイジェル・ステップニーからきたのだという。彼は開幕戦でも18ラップ程度でキミが止まることを教えてくれた人物なんだ。」

http://www.f1gpnews.com/f1news/2007/09/post_4841.html

●メールの内容
3月12日
デ・ラ・ロサ→コフラン
「ハイ、マイク。赤いマシンの重量配分を知っている?それは我々にとって非常に重要であり、シミュレータで試してみたいんだ。明日シミュレータを使用する予定だよ」

3月25日
アロンソデ・ラ・ロサ
「重量配分はサプライズだった。100%信頼できるのかどうかはわからないけど。興味があるよ。」

デ・ラ・ロサアロンソ
「この情報はナイジェル・ステップニーからきたんだ。元のチーフメカニックだよ。彼が今どんな役職にいるのかは知らないけどね。彼はマイク・コフランと仲がよく、その彼から情報が回ってきたんだ。」

上記以外にもに、詳細な内容が明らかにされていないもののフレキシブル・ウィングやエアロ・バランス、タイヤの空気圧、ブレーキシステムそしてレース戦略などがメールの中に記されていたという。

 マクラーレンへの処分が正しいかどうかは別として、このメールの内容が事実であれば明らかに黒だろう。ロン・デニスがこの件について知っていようといなかろうと。今季アロンソがしばしば口にしている「自分がマクラーレンにもたらしたもの」とかいう実体のないあやふやなものよりもマクラーレンに貢献しているのは確実。
 但し、いくら調査に協力したからといってドライバーだけ免罪できるような問題ではないのも確か。マクラーレンのポイント剥奪と、今季残りのチャンピオンシップをぶち壊さないという二つの目的が大前提として存在し、それを望む人物のためにモズレーが画策・奔走・暗躍した結果が昨日の処分となったのではなかろうか。