いろんな意味で疲れる映画だった。文章がまとまらないので箇条書きで感想を述べる
- 避けることが可能だった戦争を決行した、という点で、ブッシュはルーズベルトに通ずるところがある。
- 国民を欺いていたと、いう点でも同じ。
- ブッシュ政権がこの映画に年齢制限を設けたのはある意味正解(正しいということではない) 小・中学生がこの映画を観たら、将来有権者になっても共和党に投票しようなんて絶対に思わないだろう。
- 大統領選に向けて、民主党は党大会で抱負を語るよりも、この映画を流した方がよほど効果があるのではなかろうか。
- 某国首相が「政治的に立場の偏った映画は、あまり見たいと思わない」といっていたが、確かに偏りはある。ただし、事実に即した内容。
- 某国首相は「ブッシュ批判、小泉批判、批判ばっかりしても意味がないんじゃないの。批判よりも建設的な議論」ともいっていた。もっともな意見だが、問題なのは「華氏911」に使われていた映像の大半がアメリカでは報道されておらず、アメリカ国民が事実を知らないということだ。批判云々といったレベルではないらしい。
- 戦死した兵士の最後の給与明細が5日間欠勤となっていたそうな。この5日間は戦死後のことである・・・