サンマリノGP

 なぜかいつもよりも放送開始時刻が早く、それがあだとなった。見始めたときにはラルフがトップ。PPのMSはスタートで抜かれたらしい。以降はそれほど意外な展開もなく、前戦ブラジルのリタイア多発に対し完走台数が非常に多かった。ウェーバーはペナルティ、モントーヤはトラブルによるピットインでちょっともったいなかった。
 結局MSが優勝。2位にはフェラーリ、ウイリアムズの3ストップに対して2ストップ作戦が当たったライコネン。3位には終盤ラルフをコース上で抜いたバリチェロが入る。ラルフは少し問題を抱えていたらしいが、画面で観ていてもスピードの差は明らかだった。
 とはいえ、シューマッハ兄弟にとって一番気がかりだったのはレース開始前に亡くなったお母さんのことだろう。そういう状況下でも優勝してしまえるMSはさすがというほかないが、車から降りてもヘルメットをかぶったままジャン・トッドに支えられて姿を消した。彼のあんな姿をみるのは’00イタリアGP以来かもしれない。

 いつもスタジオにいる方々は、今回現地に乗り込んでいたらしい。それと関係があるのかわからないが、レース中にいらんしゃべりが少なかった気がする。