モナコGP

  • スタートでレッドブルが1-2体制を確立。4度もSCが導入される大荒れのレースとなり、その都度マージンを帳消しにされるも全く危なげない走りで完勝したウェーバー。2位ベッテルは彼にしてはやや精彩を欠く走りだった。3位クビサはスタート失敗が全て。
  • 序盤はピットレーンスタートのアロンソによるオーバーテイクショーだった。挙動不審なルーキードライバーに手こずるも、2002年佐藤琢磨フィジケラにポジションを譲ろうとしてクラッシュしたトンネルの出口からシケインにかけての位置で数台をパス。ベテランのトゥルーリの方が抜きやすいというのがなんとも皮肉。
  • ウィリアムズの2台は4回中2回のSC導入の原因になるという重要な役割を演じ、ピットクルーは最も早く店じまいをした。
  • バリチェロは激しいクラッシュ後ステアリングを放り投げ*1、それをチャンドックが踏んだ。ウェーバーはピットレーン速度違反を犯したが罰金を言い渡されただけだった。いずれもペナルティはなし。
  • ファイナルラップでSCがピットインした後、MSはアロンソオーバーテイクして6位フィニッシュ。しかしレギュレーション違反であるとしてドライブスルーペナルティを課され、裁定がレース終了後に下されたため20秒加算、12位となった。主に英国メディアは、スチュワードにデイモン・ヒルが加わっていたことを殊更騒ぎ立てているらしい。

*1:マシンから火が出ていて一刻も早く降りたかった、と釈明している。ちなみにステアリングの値段は数千万