「王冠を手にしなかったチャンピオン」というサブタイトルから想像できるように、史上唯一人、死後にタイトルを獲得したヨッヘン・リントがこの年のワールドチャンピオン。
リントの事故が象徴するように、安全性という点では現在のF1と比較にならないレベルだった*1。モナコのシケイン端に(いくら低速区間だからといって)立って撮影するカメラマン、入っては行けない場所にまで観客が押し寄せるメキシコGPなどあり得ないシーン満載。
現在の安全性を維持しつつ、先頭が28回も変わる熾烈なレース*2を実現させることがこれからのF1の課題かな。