市販車への技術転用を主眼においたKERSの頓挫に加え、ハンガリーGPの結果が駄目押ししたのかなとは思う。
これに反応したFIAのプレスリリースはいただけない。
http://f1-gate.com/bmw/f1_4340.html
しばらくにわたり、モータースポーツが世界的な経済危機を無視できないことは明白だった。自動車メーカーは、彼らの存続が人員削減、工場閉鎖、納税者の支援などに依存しているときに、F1に多額の資金を注入し続けることを期待されていない。
だからこそ、FIAは抜本的にコストを削減するためのレギュレーションを用意した。これら対策は、ホンダの撤退後、自動車メーカーへの圧力を緩和するためだけでなく、新チームの参戦を可能にするためにも必要であった。
そんな時期にKERSやスリックタイヤといった大幅なレギュレーション変更を行ってチームやタイヤメーカーに出費を強いた。FIAの理念は正しいのかもしれないが、行動が矛盾している。
さて、確実に席が一つ空いたわけだが、手を挙げるチームは出てくるのだろうか?分裂騒動発生時にFIAから待機を命じられたり、新シリーズへ興味を示していたチームがいくつか存在した。あれから1ヶ月経過して未だに諦めていないチームはいるだろうか?
