ベルギーGPその後

 地上波中継の最後で審議中だったハミルトンに25秒加算のペナルティが科されたことを知る。ぶっちゃけ得をするのがフェラーリかつペナルティ科したほうが終盤戦盛り上がるときたら当然の成り行きか。
 などと穿った見方をするのであれば、ライコネンは自重してポジションをキープして置けばよかったとも言える。私の好きな某チャンピオンなら多分そうしただろうしアロンソなんかも同様だろう。しかし雨の中無謀なほどに攻め続けた結果クラッシュしてしまったライコネンは、未だにフェラーリに染まっていない生粋のレーサーなのかもしれない。良い意味でも悪い意味でも。
 地上波ではライコネンのインタビューが流れ、ハミルトンにオーバーテイクされた直後からクラッシュまでの熱い走りなどなかったかのようにいつも通り淡々としていた。CS記者会見のハミルトンの様子と合わせて考えても、少なくとも当事者同士の間では普通にレースしてただけで取り立てて騒ぐほどのことでもないらしい。まあ処分を受けてハミルトンが色々言い出す可能性は大いにあるが。