田口壮「タグバナ。」

タグバナ。

タグバナ。

 3年前に出された「何苦楚日記」に続く日記*1本第2弾。メジャーに定着した3年目からワールドシリーズを制した5年目までの日記が綴られている。野球選手とは思えない田口の文才と、野球選手の日記にしては野球そのものについてあまり触れられていないおかげで、野球にあまり興味のない人でもサクサク読める一冊。惜しむらくは、日記が3年間の傑作選となっており全てを読むことができないということ。多少高くなってもいいので未掲載分も本にしてくれないだろうか。