イタリアGP 地上波

  • フジテレビ721の生中継との比較の意味も込めて、先々週で見限ったはずの地上波中継も断片的ながら一応観ることに。
  • トルコGPのオープニングは余程評判が悪かったのか(笑)イタリアGPのオープニングは随分まともになったというか普通だった。そして実況の西岡アナはやや名調子を言おう言おうとする姿勢が鼻についたものの、地上波でよく耳にするテンション上がりっぱなしで違う意味で抑揚のない聴いてる方が疲れる実況とは異なり、抑え気味の良い実況だった*1。名調子云々についても、恐らく地上波で実況する際には、「逆襲の赤き皇帝」だとか「プリンス・オブ・ホンダ」といった、誰が考えたのかセンスのかけらもないキャッチフレーズを合間に入れなければならない、という決まりがあるのだろう。まあそれを割り引いても竹下アナの実況はひどいと思うのだが(笑)まあ竹下アナについては今度721でお目にかかることがあれば地上波の時と比較して結論を出したい。
  • マッサの2回目のピットイン後、721では川井ちゃんが即座にアロンソに逆転されたと明言したのに対し、地上波の片山氏はアロンソがピットアウトするまでどちらが前になるかわからなかったようだ。ドライバーとしての資質と解説者としての資質は異なるものなんだなと実感。しかしまあアロンソと同時ピットインしたクビサBMWのクルーがなかなか出そうとしない様子に苛立ち「早く出せよ!」と言い放つなど、川井ちゃんのびのびしすぎだなあ(笑)
  • 竹下アナの実況と共に地上波最大の懸案である(笑)永井大スーパーアグリ専属のピットレポーターになっていた。彼はその仕事に専念し、スタート前とレース後にスーパーアグリの様子を伝える以外一切発言しなかった。永井大ファンには申し訳ないが、彼に喋らせなかったのも前回よりも良くなったと感じる一因になったと思う。地上波スタッフの演出が成功したというか怪我の功名というべきか。まあ永井大目当てで地上波中継を観ている人が存在するのかどうか知らないけど(笑)
  • 思えば、今回は永井、山田両名が現地に飛んでいたのでスタジオで余計な演出を挟む余地がなかった、というのが中継が良くなった(というかトルコGPよりもましになった)真相ではなかろうか。地上波で視聴する人々のためにも、永井、山田の両名には是非上海とインテルラゴスにも飛んでもらいたい(笑)
  • 上の推測が当たっていたとしたら、その反動で日本GPが恐ろしいことになりそうな予感。

*1:トルコGPの実況が竹下アナだったことも相まって、地上波はかなり立て直した印象