ドイツGP

  • PPライコネンにちょっとびっくりしたのと同時にアロンソに対して厚い壁が出来たとちょっと喜ぶ。
  • レース序盤はPPのライコネンフェラーリの2台が追う展開。だが早々にライコネンはピットインしてフェラーリの独走態勢が築かれる。その後全く危なげなくMSがドイツGP4勝目。数秒遅れでマッサも2位に入ってフェラーリ完勝。ドライバーズ&コンストラクターズポイントでアロンソ&ルノーとの差を大きく縮めた。レース後MSは単独でガッツポーズを決めた後マッサと肩を組んで再びガッツポーズ。ここ数戦で急速にマッサへの信頼度が高まっているようだ。
  • ルノーは相変わらず素晴らしいスタートを決めたものの、とにかく遅かった。フィジケラアロンソを前に行かせるため?か自分とアロンソの間にいた他車に抜かれ、更にアロンソより先にピットインした後やや不自然なやる気のない走り?を見せてアロンソがピットアウトしたときには自然な形でアロンソが前にいた。という以前どこかの赤い車がやってたようなプレーで細かくポイントを稼ぐのが関の山。終盤ウェーバーがリタイアしたことで何とかアロンソ5位フィジケラ6位となったものの、MSに6ポイント、フェラーリに11ポイントも差を詰められたのはさぞ痛かっただろう。しかしこれまで抜群の安定感を誇ったルノーマクラーレンはおろかホンダの後塵を拝すとは…巷で噂されている通りマスダンパー禁止の影響が大きかったということか?ラウンチコントロールもそうだが技術力においてルノーはF1界随一かもしれない。
  • 今年ルノーフェラーリがいなかったなら、それはそれで混戦になって面白かったかも。その一番手にいるのがマクラーレンだが、3ピットストップの奇策で予選燃料を軽くしPP獲得するのが関の山。2年前のモントーヤと同様アロンソを「移籍を後悔していないか?」というプレスの質問責めにさせている。ただレースで不発だったものの予選最速をマークできた事は大きく、次戦はハンガリーGPなので戦略次第では2強を喰えるかも。
  • 300戦目を迎えたホンダは表彰台で飾りたかったところだが、終盤バトンがライコネンに抜かれて4位。ルノー不調の隙をつけなかったのは痛い。バリチェロ弱気発言の元凶。鈴鹿で当分GP開催が難しくなったこともあり、不振が長引くと…
  • トヨタトゥルーリが後方スタートながらしぶとく7位、RSは接触&ペナルティで9位と明暗を分けた。エース待遇のはずのRSだが昨年からトゥルーリに喰われっぱなし。そういやRSの調子が悪いときに限って兄との不仲説が囁かれているような気がする。「兄を一度も手本としたことない」ってのは流石にありえないと思うのだが*1(笑)
  • スーパーアグリの新車SA06は悪くなかった。ミッドランドやトロ・ロッソとレースが出来る程度のレベルにあるようだ。ただ亜久里代表がトルコGPまでに何とかしたいと言うように信頼性はイマイチ。初の予選で新車を壊した山本左近の使命はとりあえずレースで少しでも長く走ること。琢磨にもしばらくはレースで熱くなりすぎないことを祈ろう。幸い次はハンガロリンクなのでそんなに無茶はしないと思うが。

*1:もしくは手本にしたかったが到底真似できないということか?