モナコGP

  • アロンソとMSのために御膳立てされたかのようなレースだった。アロンソはライバルが次々と消えて楽勝。他のマシンを次々と周回遅れにしながら、周回遅れながらも真後ろに来たMSを抜かせる余裕も見せた。
  • MSは中盤でやや抑えられたものの、SC導入で手こずっていた中盤勢をまとめて抜き去ったので結果的にそれほどロスしなかった。最後はバリチェロを猛追したが、昨年のモナコGPの一件からチェッカーまで気を抜かなかったバリチェロをパスすることは出来ず5位。でもモナコで最後尾スタートだったので上出来だろう。ただ…今回のMSのパフォーマンスを見れば見るほど、予選で余計なことをせずフロントローからスタートしていれば…という印象は拭えない。
  • 久々にいいところを見せられそうだったウェーバーは周回遅れを抜くことが出来ずイライラ。そしてピットから出た直後にエンジンから黒煙が上がりリタイア、SC導入のきっかけとなった。ロズベルグはウォールに突っ込んで自滅。勝てるほどではないもののいいパフォーマンスをみせていたウィリアムズだけに2台リタイアは残念。
  • アロンソとの一騎打ちとなったライコネンはSC導入のタイミングでアロンソと同時にピットインした後エンジンブロー。その後は船上で優雅にクルージングしてた。優勝できるほどのチャンスもなく後ろから追ってくるライバルもおらずチームからさほど期待もされていなかったモントーヤは伸び伸び走って2位。マクラーレンは既に2007年アロンソの加入が決まり、「移籍を繰り返す者はチャンピオンになれない」というデニスの持論やハミルトン起用をほのめかして牽制するなどライコネン引止めに必死でモントーヤは完全に蚊帳の外。まあモントーヤもその強気な走り&性格とは裏腹に著しくプレッシャーに弱いので、来年は気楽に走れるチームにいれるといいね。