スペインGP

  • まさにアロンソのためのGPとなった。アロンソのために捨石となったフィジコも見事。
  • MSは速さではアロンソと同等だったかもしれないが、ルノーの作戦にしてやられた。マッサは悪くなかったもののフィジコを抜くことは出来ず貢献度は低い。新王者と旧王者の実力が拮抗しているため、中盤戦がもつれるかどうかはマッサにかかっているといっても過言ではない。せめてフィジコによるアロンソへの援護射撃を封じられる程度には成長してほしい。
  • ライコネンをもってしてもマッサを交わせなかったので、今のマクラーレンはトップ2の次、ホンダと競り合うレベルか。モントーヤは例によってよくわからないところでスピン。年初にマクラーレンの態度にぶちきれて移籍先を探すも、フェラーリルノーはおろかレッドブルにまで素気無くあしらわれる始末。こうなってくるとMS引退→ライコネンフェラーリ入り→マクラーレンアロンソとコンビを組む以外の選択肢は残されていないが、MSの現役続行が濃厚になってきて「MSが今年限りで引退しないのは理解できない」と必死なコメントをしたりと慌しいモントーヤ。人のことよりも自分の走りを見直すのが先だろう。
  • ホンダは今季初のダブル入賞。でも影は薄い。
  • ちらほらバトルを演じていたりチームメイト同士で接触したりしていたためホンダほど影は薄くなかったもののいいところがなかったトヨタ。昨年ようやく結果を出せたのに、大幅なレギュレーション改正やチーム内のゴタゴタ、フェラーリの復活などによって今年は苦しい。勇退する奥田会長に勝利を捧げるどころではなさそう。
  • 地上波冒頭の演出は凝り過ぎ。でもマッチの紹介コメントが「アンダルシアに憧れて」になっていたのはちょっと笑ってしまった。
  • そのマッチだが、日本語が変。「(既に圧倒的なリードを築いて優勝目前のアロンソに対し)もしもアロンソが優勝したら大変なことになります」とか「ライコネンはチャンピオンに相応しい実力と力を持っています」とか。他にもあったけど枚挙に暇がなくて忘れた。
  • 実況や解説、進行役の方々はやたらと「スタンドは青一色です」と強調していたが、意外と赤も多かったと思う。それがフェラーリを応援する人なのかどうかは知らないが。