- 今年は開幕戦ではなかったが荒れた。開幕戦が荒れるのではなくオーストラリアGPが荒れるのかもしれない。
- フォーメーションラップでスピンって…フィジケラがスタートできなかったおかげでフォーメーションラップがやり直しになり元のグリッドについて事なきを得たもののモントーヤそりゃないよ。ちなみにフィジケラはピットスタートとなった。
- フィジケラだけを見ていたらルノーとマクラーレン、ホンダあたりは互角と思えるのにアロンソの走りときたら一人だけそれらの上をいく異次元の走り。フィジコに失礼ながら同じマシンに乗っているとは思えない（笑）セーフティカーが4度も導入されたというのにその度にあっという間にギャップを築き上げる。今のアロンソが今のマクラーレンに乗ってもルノーに乗っているのと同じような強さを発揮できるのでは、と思ってしまうほどアロンソは充実している。
- PPのバトンは3番手スタート*1のアロンソをよく抑えた。しかし明らかにスピードはアロンソの方が速くどこまで頑張れるかなと思っていたらトゥルーリとマッサがリタイアしセーフティカーが入る。バトンはリスタート直後にアロンソに抜かれる。その後クリエンのマシンが挙動を乱し自らウォールへぶつかっていきクラッシュし2度目のセーフティカー。2回目のリスタート後にライコネンにも抜かれる。その後順調に順位を落とし、ファイナルラップにフィジケラとのバトルを演じているときにエンジンから白煙、直後に火を噴いてエンジンブロー。ギリギリゴールできるかと思われたがコントロールライン寸前でマシンが止まった。関係者のコメントを読んだ限りではゴールできなかったのではなくしなかったらしい。3ポイントを捨てて次戦サンマリノをニューエンジンで走ることを選択したホンダは期するものがあるようだ。でも悲しいかな、今のホンダはルノー（正確にはアロンソ）と競えるレベルにあるようには見えない。せいぜいマクラーレンと互角かそれ以下といったところ。期待できないグリッドからスタートしたバリチェロは7位で今季初入賞。きっこのブログではさぞ狂喜乱舞していることだろう（笑）
- トロ・ロッソに煽られるMS…タイヤが合わなかったこと、V10パワーを割り引いてもフェラーリの遅さはショック。それでもピットストップ後は猛烈に巻き返しを図ったMSだったが、バトンを追いかけて攻めすぎコースをはみ出しマシンが跳ねて着地したところが縁石でそのまま壁にぶつかり勢い余って反対側の壁まで飛んでいくという大クラッシュを演じ4度目のセーフティカー導入の原因となった。予選さえ失敗しなければプッシュする必要もなくこんな結果にならなかったかもしれないが、それでも現段階のフェラーリはホンダといい勝負が出来る程度のレベルでしかない。これから3週間でどこまでルノーに迫れるか。
