今年は夏休み+秋休み

今季ベルギーGPの中止が正式に決定
 F1の統括団体であるFIAは、2006年9月17日に予定されていたベルギーGPが開催されないことを、8日、正式に発表した。

「ベルギーの国内モータースポーツを管轄するRACBは、FIAに対して2006年ベルギーGPがFIAフォーミュラワン世界選手権から外れることを通知する書簡を送付した」と、FIAの声明には書かれている。
「この開催中止の決定は、スパ−フランコルシャン・サーキットにおける大規模な施設改良工事の完成時期を考慮して下されたものである」
FIAは2007年以降のフォーミュラワン世界選手権のカレンダーに再びこのイベントが含まれることを希望している」
 昨年の同レースのプロモーターが破産した後、ベルギーGPについては中止のウワサがしばしば流れていた。その後、F1の首領バーニー・エクレストンが新しいプロモーターになるための話し合いについたとも言われていたが、どうやらその交渉も決裂してしまったようだ。
 どこかで代替レースが開催されないとすれば、今季のF1は当初の19戦からひとつ減って18戦で争われることになる。新しいシーズンは3月12日のバーレーンGPでスタートする。

 開幕まであと1ヶ月と迫った時期の開催中止は記憶にない。そして中止されるのがよりによってスパとは残念がっているドライバーもいるだろう。
 そして9/10イタリアGPから10/1中国GPまでレース間隔が開いてしまった。「どうせ18戦になるのなら過密日程をどうにかして欲しかった」と嘆く関係者もさぞ多いことだろう。シーズン終わりまで盛り上がりを維持するためにも、イタリアGPまでにチャンピオンシップの趨勢が決まってないことを祈ろう。