三木谷社長ってすごいね

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040917-00000030-sph-spo

楽天三木谷社長 神戸以外でも 「割り切るところは割り切る」

 16日に日本プロ野球組織(NPB)に加盟申請したライブドアに続き、インターネット商店街最大手、楽天も来週中に加盟申請することになった。同社の三木谷浩史社長(39)がこの日、東京・港区の六本木ヒルズ内で記者会見し、来季の新規参入を目指す意向を正式に表明。本拠地も出身の「神戸」にこだわらない柔軟な姿勢を見せた。野村GM兼監督が意欲を見せるシダックスと合わせて、球界再編問題は新たな局面を迎えた。

 報道陣の前に黒のスーツ姿で現れた三木谷社長は、サッカー界へのヴィッセル神戸に続いて、野球界にも一石を投じる構えを示した。「日本のスポーツビジネスは全般的に苦しい局面に立たされている。だが、まだ可能性があると思い、地域貢献、社会貢献の意味を持って力を入れていくべきではないかと思う」と語った。

 同社長はプロ野球関係者にも話を聞き、約1年前から球団経営を検討していたという。既存球団の買収ではなく、基本は新規参入という点を強調。また、選手確保についてはオリックス近鉄の合併球団からあふれた選手を中心に集めるとしながらも「ヴィッセル神戸もそうだったけど、ドラフトやFAなどのいろいろなオプションもあるから」とチーム力の一定水準の確保に自信を見せた。

 フランチャイズについてはヴィッセル神戸の関係上、また、三木谷社長の出身地である神戸が第一としながらも「恋愛と一緒で自分だけ好き好き言っても仕方がない。割り切るところは割り切ることだと思う」。日本ハムが北海道で、ダイエーが福岡で地域密着型のチームづくりを成功させたことも例に挙げ、神戸以外にも検討の余地ありの姿勢を見せた。

 10日の協議・交渉委員会で撤廃が決定した60億円の加盟料に代わる、25億円とみられる預かり保証金についても「問題ない。われわれの財務体力から見れば、かなりの額の先行投資もできると思う」。金に糸目はなし。一部では推定個人資産2580億円ともいわれる三木谷社長ならではの発言も飛び出した。

 「成功する自信もある」と球団経営について数年内の黒字化をもくろむ楽天だが、短期的な投資で終わらせる気は毛頭ない。「これまでいろいろな企業を買収してきたが、1社も売却はしてきていない。短期的なマーケティング効果やキャピタルゲインを狙うことはありえない」と球団の長期保有を訴えた。
(スポーツ報知) - 9月17日8時1分更新

 なにがすごいって

  1. 推定個人資産2580億円  これだけあればイルハンの一人や二人痛くないのかも。
  2. 「これまでいろいろな企業を買収してきたが、1社も売却はしてきていない」孫さんに聞かせてやりたいセリフ。

 同じベンチャーでもこうも違うか、といった感じ。株価維持のためだけに企業を買収し、新規事業を立ち上げては潰し、「加入者数日本一」を維持するために100円ショップにまでパラソル部隊を派遣しているような企業とは天と地ほどの差がある。