・・・といっても大勢が決したラスト10週しか観ていないので、id:yms-zunさんのF1ページ(http://formula1.g.hatena.ne.jp/yms-zun/20040912)と各種サイトを見ての感想。
1 2 バリチェロ フェラーリ B 1:15'18"448 244.374 Km/h
2 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ B + 0'01"347 244.301 Km/h
3 9 バトン BAR・ホンダ M + 0'10"197 243.824 Km/h
4 10 佐藤琢磨 BAR・ホンダ M + 0'15"370 243.546 Km/h
5 3 モントーヤ ウィリアムズ・BMW M + 0'32"352 242.637 Km/h
6 5 クルサード マクラーレン・メルセデス M + 0'33"439 242.579 Km/h
7 4 ピッツォニア ウィリアムズ・BMW M + 0'33"752 242.562 Km/h
8 11 フィジケラ ザウバー・ペトロナス B + 0'35"431 242.473 Km/h
9 14 ウェバー ジャガー M + 0'56"761 241.342 Km/h
10 7 トゥルーリ ルノー M + 1'06"316 240.839 Km/h
11 16 ゾンタ トヨタ M + 1'22"531 239.991 Km/h
12 12 マッサ ザウバー・ペトロナス B 1 lap
13 15 クリエン ジャガー M 1 lap
14 18 ハイドフェルド ジョーダン・フォード B 1 lap
15 21 バウムガルトナー ミナルディ・コスワース B 3 lap
16 8 アロンソ ルノー M 13 lap
17 19 パンターノ ジョーダン・フォード B 20 lap
18 20 ブルーニ ミナルディ・コスワース B 24 lap
19 6 ライコネン マクラーレン・メルセデス M 40 lap
20 17 パニス トヨタ M 53 lap
- 予想通りアロンソが好スタートを決めたらしい。トゥルーリはそれほどでもなかったのか、スタート後の混乱に巻き込まれたのか?
- バリチェロはウェットタイヤを選択、MSはオープニングラップでシケインショートカットにスピンと二人とも大きく順位を落とす。なのに完勝。速すぎる。
- 中盤までレースを引っ張ったアロンソはグラベルにつかまりリタイア。「赤い車ではないので押してくれなかった」と昨年ヨーロッパGPのMSの例を引き合いにマーシャル批判。
- 一方のトゥルーリは何の見せ場もなかった模様。トゥルーリはルノーとの関係が完全に崩壊しており、コンストラクターズ2位を狙うルノーがイタリアGP限りトゥルーリ更迭するのでは?と一部で噂されているのだとか。上海でヴィルヌーヴがザウバー入り→フィジケラがルノー移籍というプランらしい。
- ウィリアムズはダブル入賞を遂げたがパッとしない。モントーヤは中盤まで3番手以内をキープしていたのに結局フェラーリとBARに前に行かれてしまった。ミスをしてもそれを取り返して余りあるフェラーリとは雲泥の差。今年はモントーヤもライバルを批判するくらいしかすることがないのだろう。
- モントーヤに過大な期待をかけられているマクラーレンは相変わらず。ただ「速いときは速い」とスパで証明できたので「壊れないけど遅い」ウィリアムズよりも希望が持てるのかもしれない。信頼性をどうにかできればの話だが。
- 前戦の優勝で期待されたライコネンは例によってマシントラブルでリタイア。ピットスタートとなったクルサードは「遅いときのマクラーレン戦法」でしぶとく入賞。クルサードの走りはザウバー向きだと思うがどうだろう?
- そのザウバーは15番手スタートのフィジケラがまたしてもポイント獲得。マッサはいろんな意味で浮き沈みが激しすぎる。
- BARはルノーを抜いてコンストラクターズ2位に浮上。バトンがあんなことをしでかしてからの3レースで、実にルノーの3倍にあたる18ポイントを獲得している。トゥルーリがやる気をなくしている分チャンスかもしれない。琢磨はスタートで目立つことは少なくなったが、レースでは安定した走りができるようになってきた。
- TOP5チーム中2台がリタイア、トゥルーリも交わしたのに入賞できなかったウェーバー。車がどうしようもない。来期からフォード名義にするとかいう噂もあるが、ジャガーはスチュワートよりもいい成績を収めることなく消えてしまうのか?ベルギーで別人のような走りをみせたクリエンはいつものクリエンだった。バトン問題が解決するまで来期ドライバーを決めないとチーム首脳は明言しているが、この時点で既に残留の目がないクリエン・・・
- トヨタは鈴鹿に向けて力を入れてはくるだろうが、準ホームグランプリのドイツ2戦の成績からしてもどれほどの効果があるのか疑問。2006年に期待するしかなさそう(https://formula1.g.hatena.ne.jp/skoba/20040909参照)
- 元チームメイトにヒットされたハイドフェルド、予選タイムに1秒加算されレースではなにかを踏んでスピン、派手なクラッシュをしたパンターノ。エディ・ジョーダンがバリチェロを賞賛するくらいしかコメントの仕様がないのも仕方ない・・・
- 2度目のピットストップの際にブルーニのマシンが炎上。幸い怪我人はなく、ブルーニは消化剤を吸い込んでしまったため一時呼吸困難となったが特に問題はないらしい。バウムガルトナーはドライタイヤを選択したことが功を奏した、とのことだが如何せんミナルディなので3週遅れ。来期はスペック落ちではないフォードのエンジンを入手できるらしいが、期待よりも予算の心配が大きい・・・
色々書いた後でウィリアムズ首脳のコメント(http://www.f1racing.net/ja/news.php?newsID=63009)を見たら、ウィリアムズは速かったらしい。それどころかピッツォニアがミシュラン勢のなかで最速のラップタイムを記録したのだとか。モントーヤはピットでのタイムロスとギアボックスのトラブルで終盤スローダウンしたことで5位に留まったのだとか。となると、速さ・信頼性においてもウィリアムズとマクラーレンには大差なさそうだ。
となると、モントーヤはウィリアムズにいたほうがいいんじゃないかなあ。あまりマクラーレン向きのドライバーではなさそうだし、ジャン・トッドからも「才能はあるが乱暴すぎる」と言われている。継続性の点で考えても移籍にはあまりメリットが内容に思われるが、決め手は大英帝国のアイドル(byフジTV地上波)同様カネの問題なのか?