1 7 トゥルーリ ルノー M 1:45'46"601 145.881 Km/h
2 9 バトン ＢＡＲ・ホンダ M + 0'00"497 145.869 Km/h
3 2 バリチェロ フェラーリ B + 1'15"766 144.160 Km/h
4 3 モントーヤ ウィリアムズ M 1 lap
5 12 マッサ ザウバー・ペトロナス B 1 lap
6 16 ダ・マッタ トヨタ M 1 lap
7 18 ハイドフェルド ジョーダン・フォード B 2 lap
8 17 パニス トヨタ M 3 lap
9 21 バウムガルトナー ミナルディ・コスワース B 6 lap
10 4 ラルフ・シューマッハ ウィリアムズ・ＢＭＷ M 8 lap
11 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ B 32 lap
12 8 アロンソ ルノー M 36 lap
13 6 ライコネン マクラーレン・メルセデス M 50 lap
14 20 ブルーニ ミナルディ・コスワース B 62 lap
15 19 パンターノ ジョーダン・フォード B 65 lap
16 14 ウェバー ジャガー・コスワース M 66 lap
17 10 佐藤琢磨 ＢＡＲ・ホンダ M 75 lap
18 5 クルサード マクラーレン・メルセデス M 75 lap
19 11 フィジケラ ザウバー・ペトロナス B 75 lap
20 15 クリエン ジャガー・コスワース M 78 lap
ここまで比較的平穏だった今年ののF1だが、6戦分のトラブルが一気に噴出したかのようなレースだった。
スタート直前にパニスのマシンにトラブル発生。フォーメーションラップをやり直すもパニスは結局グリッドに着けずピットからのスタートとなった。これが波乱の幕開け。
スタートでは予想通りルノーの2台が1−2体制を築く。3番手バトン、4番手になんと琢磨が上がる。フェラーリ2台とライコネンを交わした。現在スタート最速なのはルノーだが、ドライバーの中では琢磨が一番速いかもしれない。琢磨がルノーに乗るととんでもないことになりそう。
とここまでは良かったのだが、前の3台と琢磨以降のギャップがあっという間に広がる。最初は「ヴィルヌーヴ渋滞みたいだな」とのんきなことを考えていたが、琢磨のマシンからうっすらと白煙が上がっていた。そして数週もしないうちにエンジンブロー、白煙で何も見えないところに数珠繋ぎとなっていた後続の車が突っ込み、クルサードのマシンにフィジケラが乗り上げて横転する。幸いにもフィジケラは無事だったが2台ともリタイア。一瞬赤旗が振られたがすぐに黄旗に替わりセーフティカーが導入された。
その後はめまぐるしく順位が変わるが、「我々には戦略の達人ロスがいる」とレース前に語っていたMSが驚異的なラップを刻みルノー2台を追い上げる。2回目のピットストップ次第では本当に逆転できるかも、と思って観ていたのだが・・・
レース中盤、周回遅れとなっていたRSがトンネル内で後ろから来ていたアロンソを行かせようとする。ただRSはレコードラインをそのまま走り、アロンソはアウトからRSをパスしようとした。その結果アロンソはスピンしながらトンネルを出てクラッシュ、2度目のセーフティカー導入となった。アロンソはRSを激しく非難している。このアクシデントは一昨年琢磨がチームメイトだったフィジケラを前に行かせようとしてクラッシュしたのと似ている（違うのは抜かれた側でなく追い抜こうとした側がクラッシュしたこと）
そしてそのセーフティカーがコース外に出る直前、トンネルから出てきたMSのマシンの左フロントタイヤがおかしな向きに曲がっておりノーズが破損していた。レース再開に向けてブレーキを暖めようとしていたところをモントーヤに追突されたとのこと。ロス・ブラウンは当初モントーヤを非難するコメントをしていたがドライバー二人は意外と冷静。やや納得いかないながらも仕方がなかった出来事ということか。
レース終盤、RSがマシントラブルでリタイア（完走扱い）、バトンがトゥルーリを激しくプッシュし接近戦となった。実況アナや永井、山田両名はやたらと盛り上がっていたが、昨年のMSの猛烈な追い込みとその結果を知っている身としては冷めた感じだった。見応えはあったが。結局そのままの順位でゴール。バリチェロがいつの間にやら3位。ずっとトラブルを抱えていたそうだが我慢の走りが報われた。
ダ・マッタ、ハイドフェルド、パニスは今季初入賞。これでミナルディ以外のチームがポイントを獲得したわけだが、4強それぞれ1台ずつとマクラーレンの2台がリタイアしての結果。リタイアの原因がマシントラブルだったのはRSとライコネンのみ。トヨタは喜んでばかりいられない。ジョーダンはまあなんというか、昨年のブラジルGPもこんな感じだったし。
それにしてもマクラーレン、ついにザウバーに抜かれちゃったよ・・・
