金沢で中日−ヤクルト戦

 先発も川上ということなので、せっかくだから観戦に行くことにする。
 開場の30分以上前に到着したのだが、すでにゲートの前には行列ができている。そして1塁側と3塁側の行列の差が激しい。そんなに中日ファンが多いのか?と思ったが、球場敷地の入り口から単に1塁側のほうが近いので並んでいた人もいたようだ。12時の開門時間を過ぎてもその人の列は一向に短くならない。今更並んで入っても結局席が空いていないだろうと思い、レフトスタンド入り口から入る。案の定外野は既に満員、特にライトスタンドは通路も埋まっているような状態だったためそのままレフトスタンドで観戦することに。それがよくなかったのか・・・

 試合開始。初回からヤクルトの打者の打球が面白いように外野に飛ぶ。川上は連打されまくりあっという間に3失点。1アウト満塁でどうにか土橋を討ち取り2アウト。迎えるバッターはピッチャーの石川。「何とか3点でしのいだか」と思ったのも束の間、石川が走者一掃2ベースヒットを打ち3点追加。岩瀬が観たかったのだが諦める。この時点から私の興味は立浪が何本ヒットを打つかに切り替わった・・・2回は川岸、3回は遠藤が投げるもそれぞれ3,4失点で13−0。ここまで進むのに1時間半くらいかかった。気の早いお客さんはここら辺でちょっと帰り始める。
 3回裏遅まきながら中日が反撃。3点を返す。石川にとってはちょっと不運な点の取られ方。その後もたまに点を取り返したりして石川をノックアウトするも、それほど見せ場もなくイニングは進む。
 7回裏、中日の応援団が風船を飛ばす。それを片付けるため、あらかじめ少年野球の選手たちがスタンバイしていたようだ。それにしても中日ファンはグラウンドにいろんなものを撒くのが好きらしい。入場券を千切って作った紙ふぶきは点を取るたびに飛ばす。中には入場券そのまま飛ばしてる人もいた。外野のフェンス際は紙くずでいっぱい。中には内野にまで飛んでいっているのもあった。応援しているのはわかるがあれは如何なものか。
 8回までレフトスタンドのアレックスがよく見える位置で観戦していたのだが、せっかくだから福留をもう少し近くで見てみたいと思いライトスタンドへ行く。しかし中日の応援をしている人たちはあまり帰っておらず、結局あまり近くで見ることはできなかった(中日応援団が福留のほぼ後ろに陣取っていたことも関係あるかもしれない)
 9回裏で13−5、私の興味は完全に立浪がヒットを打つかどうかだったので、ランナーが出て立浪の打順に回ることになったのがすごく嬉しかった。しかしいつの間にか川相に交代していて・・・出塁できたのは良かったけど・・・結局2点返したものの13−7で中日が敗れる。

 球場まで行ってみてわかったこと

  1. 相手側のスタンドで応援するべきではない(当たり前か)
  2. 生で観ると、テレビで観ている時ほど状況把握ができない
  3. 中日応援団はうるさい
  4. 中日を応援する観客はいろんなものを散らかす

 1は中日の選手に向かって野次を飛ばす酔っ払った親父(練習のときだけ。周りが人でいっぱいになると急に大人しくなった)や中日の選手や応援団をぶつぶつこき下ろしている中学生2人組(応援団とトーンが違うため聞きたくもないのに耳に入ってくる。かなり鬱陶しかった・・・)がいた。まあヤクルト側の応援スタンドなので当然といえば当然。
 2は内野席ならまだましだったかもしれない。外野だと応援の音がやかましくて選手交代のアナウンスが聞き取れない&角度が悪くてスコアボードが半分しか見えないためいつの間にか交替していた選手が何人かいた。
 3は言葉通り。野次ではないが変な応援をしている人もいた。
 4も言葉通り。紙吹雪や風船は言うに及ばず、スタンドにもごみを散らかしていた。レフトスタンドの観客は帰るときにごみも持って返った人が多かったが、ライトスタンドでは持って帰らなかった人が結構いたようだ。考えてみると、紙吹雪を撒いたりしているのできれいにしなければという意識が希薄になっているような気がする。


 まあ中日が負けてもそれなりに楽しめたのだが、川上を1イニングしか見られなかったこと、岩瀬の出番がなかったことがやはり残念だ。