RSはもらいすぎ?

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4月13日(火)

ハーバート「ラルフに年俸1400万ドルの価値はない」

 ジョニー・ハーバートラルフ・シューマッハーに対し、年俸1400万ポンドの価値などなく、“5ポンド50”あたりがお似合いのドライバーだとこきおろした。

 さらに、ハーバートは英サンデー・ミラー紙に対し、ラルフがF1にいられるのは“シューマッハー”という姓のおかげだと加えた。
 ハーバートは、ラルフが佐藤琢磨との接触をはじめ、何度もミスを犯した結果、7位に終わったバーレーン戦を振り返り、次のように語った。「バーレーン戦でラルフは不安定だったが、彼はバーレーンのみならず、いつもそんな走りをこれまで見せてきた」
「彼はレース中、誤った判断を下してはミスを犯し、レースが終わった後ではいつも怒っているようなんだ」
「ラルフは去年の中盤、調子が良かったけれど、シーズン終了までは続かず、また不機嫌な様子になった。今シーズンは開幕以来ずっと機嫌が悪そうだよね」
「ラルフには年俸1400万ポンドの価値などない。彼のドライビングと日頃の行動からすれば、せいぜい5ポンド50がいいところだ」
「彼がここまでF1でやってこられたのは、彼の姓がシューマッハーだからさ。もっとも、ミハエルの足元にも及ばないけれどね。シューマッハーの姓なら誰でもF1をドライブできるかもしれない。でも、それはミハエルが凄いということにしかすぎないんだ」
「ウィリアムズも、前はシューマッハーという姓に惚れ込んだようだけれど、もう騙されてはいない。彼らにはラルフをチームに置いておく理由などないだろう。コストに見合った素晴らしい仕事をしてくれるドライバーなら他にいるしね」

 引退したF1ドライバーはことごとく毒舌になるようだ。ハーバートのように実績のあるドライバーはまだしも、時にはデ・ラ・ロサあたりまで・・・

 ウィリアムズというチームは速い車を作るものの、所属したドライバーとはあまりいい関係であるとは言えず、半ば喧嘩別れするような例が多々ある。ジャック・ヴィルヌーヴなどは(当時エンジンを作っていたルノーが撤退するとはいえ)資金が豊富なだけの新興のBARに移籍してしまった。モントーヤも、マクラーレンへ移ることを決断してしまっている。ラルフならずとももめるのは確かだ。
 でも確かに年俸20億以上?のドライバーにしては、ラルフはミスが多すぎるかもしれない。速いことは速いが、いいときと悪いときのむらが大きすぎる。