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前代未聞の早期発表 ０４年はクルサード＆ライコネン
マクラーレンは１７日、エンジンをワークス供給するメルセデス・ベンツとの連名で、０５年から現ウィリアムズのＪ−Ｐ・モントヤがチームに加わることを明らかにした。ライバル・チームに所属するドライバーの移籍獲得を１年以上前に発表するのは、きわめて異例のこと。これについてＲ・デニス代表は「勝利とともにチャンピオンシップを勝ち取ること、そして将来を見据えたものだ。彼の素晴らしい能力を評価した」と説明している。一方のモントヤは、移籍先への抱負を語るとともに、来シーズンはウィリアムズで全力を尽くす覚悟も披露した。モントヤのマクラーレン入りは、今年半ばからピット裏でささやかれはじめ、既成事実に近い状況にまで発展。最近では、加入の時期が焦点となっていた。マクラーレンは、０５年の正式なドライバーズ・ラインアップは今後発表するとし、Ｄ・クルサード＆Ｋ・ライコネンの０４年ラインアップに変更ないことも併せて発表したものの、ウィリアムズの出方次第では加入が１年早まる可能性も十分予想される。
▽Ｊ−Ｐ・モントヤ
マクラーレンはトップ・コンテンダーであり、素晴らしい歴史があるチーム。僕にとっては絶好のチャンスだ。しかし、０４年は１００％の力を出し切りチャンピオンを獲得するつもりだ。
ウィリアムズの何が不満なんだろう。噂されているように年俸やフランク・ウィリアムズとの確執が原因だろうか？
それにしても、早々に来年いっぱいでドライバーの一人が離脱することが判明してしまったマクラーレンとウィリアムズ。チームとドライバーのモチベーションがどこまで保てるのか注目だろう。
