モントーヤがチャンピオンシップから脱落するとは・・・
 昨年はチームメイトのRSと接触したJPMだが、今年はスタートにやや失敗、そしてバリチェロ接触バリチェロはリタイア、JPMにはドライブスルーペナルティが課せられてしまった。更に雨で濡れたコースに手こずり何度かスピン、結局モントーヤはラップ落ちの6位でフィニッシュ、MSとのポイント差は10ポイントとなり、チャンピオン獲得の可能性は完全に消えた。アメリカGPなのにモントーヤには少し厳しい判定だったかな。ドライブスルーがなければもう少し上位での入賞も可能だったろうに。
 2位は実に今年のマクラーレンらしい走りでライコネン。でも考えてみればPP獲ったんだよねえ・・・
 優勝したのはMS。7番手ながらいいスタートを決めるも、小雨が振ってきて後続車に次々と抜かれる。それでも雨が本降りになり、またライバルが次々とリタイアしていったこともあってレース中盤以降独走態勢を築く。やはり雨のMSとブリヂストンはすごく速い。
 ザウバーフレンツェンハイドフェルドも3、5位に入賞。さすが昨年のフェラーリエンジン搭載車。それに対しホンダはいいポジションを走っていたバトン、もう少しでポイント圏内だったヴィルヌーヴが相次いでエンジンブロー。やはりアメリカGPのようなエンジンに厳しいサーキットではつらかったのか。鈴鹿までに信頼性の確保が急務となるだろう。

 MSは余程うれしかったようで、何度もガッツポーズを出していた。そして表彰台でのシャンパンファイトでは、昨年同様せり上がってきた自分のマシンを濡らさないよう気遣いながらフレンツェンシャンパンを浴びせていた。

 しかしまあ、レース前に誰がこの結果を予想したことだろう。MSの優勝もさることながら、3ポイント差で追っていたJPMにチャンピオン獲得の可能性がなくなりライコネンにわずかな可能性が残るとは。ライコネンはチャンピオン獲得のため必ず優勝しなければならず、MSは8位以内に入賞すればライコネンの結果に関わらず6度目のタイトルが決まる。フェラーリとしては意地でもMSのマシンを完走させれば目的が達成される。まあコンストラクターズで3ポイント差のウイリアムズに勝つためにも全力で鈴鹿に挑むことだろう。


 F1中継の終盤で寝てしまったためビデオで後半部分を見直す。