北海道で2回の震度6弱 M8・0、重軽傷290人
 
 26日午前4時50分ごろと、同6時8分ごろ、北海道南部の浦河町などで震度6弱を観測する地震があった。道内で291人(共同通信調べ)が重軽傷を負い、計約4万1000人が避難した。製油所のタンクが炎上し、特急電車の脱線や漁船の転覆などの被害も発生。浦河町では高さ1・3メートルの津波を記録した。釧路空港は管制塔の天井が崩れ、閉鎖となった。根室港などでは液状化現象も生じた。
 気象庁によると、午前4時50分の地震震源地は釧路沖で、震源の深さは約42キロ。マグニチュード(M)は8・0と推定され、太平洋プレートと北米プレートの境界で発生したとみられる。M8クラスの地震は1994年の北海道東方沖地震の8・2以来。
 午前6時8分ごろの地震は余震とみられ、震源地は十勝沖。震源の深さは約60キロで、M7・0と推定される。その後も余震が相次いだ。(共同通信)[9月26日13時54分更新]

宅間被告の死刑確定 弁護団の控訴取り下げる

 大阪の校内児童殺傷事件で殺人、殺人未遂などの罪に問われ、大阪地裁で死刑判決を言い渡された無職宅間守被告(39)は26日、弁護団が行った大阪高裁への控訴を取り下げ、死刑判決が確定した。
 1審判決で死刑が確定するのは異例。同様のケースは、岐阜県で1994年、一家3人を殺害したとして殺人罪などに問われた被告に死刑を言い渡した98年の岐阜地裁判決などがある。
 また取り下げは不正常な精神状態で行ったとして、その後無効とされた例もわずかながらある。
 弁護団は9月10日「1審で議論が十分尽くされたとは言えない」として控訴。宅間被告は一貫して「弁護側が控訴しても取り下げる」と話していた。(共同通信)[9月26日14時58分更新]

 これでこの人にとっての目的はほぼ達成されたようだ・・・