ヨーロッパGP

 ラルフは前走MSを抜こうとしなかったといってさんざん非難されたがそれをはねのけての勝利。モントーヤもMSをコース上でパスしての2着。1回目のピットストップ後も圧倒的にレースをリードしていたライコネンエンジンブローでリタイア。テレビにあまり映らなかったとはいえ3着もバリチェロも堅実な走りをみせた。と、ここまではいい仕事をした人達。
 MSはモントーヤにパスされたあとグラベルにつかまり、マーシャルに押し出してもらって復帰。どうやらルール上問題はないようだが・・・
 レースもあと2週ほどで終わるといった状況で、アロンソがコーナーのかなり手前でブレーキを踏んだ。直後を走っていたクルサードはそれを避けようとしてハンドルを切ったが、コントロールを失ってコースアウト、リタイアとなった。
 どうやらアロンソはブレーキにトラブルを抱えていたようで、故意にブレーキを遅らせたわけではないらしい。「車間距離をとっていなかった」クルサードが一人損をした格好となった。

 ここにきてウイリアムズが復調の気配。マクラーレンはチームとドライバーによるミスでノーポイントに終わったのが痛い。フェラーリには昨年ほどのアドバンテージはないようだ。フェラーリの新車が速くないのか、他チームの躍進が著しいのか・・・