予選結果はウイリアムズ、フェラーリ、マクラーレン、ルノーがそれぞれ順番に並ぶ。特筆すべきは佐藤琢磨がフィジケラに勝ったことか(笑)その琢磨も決勝ではなんとチームメイトのフィジケラと絡んでリタイア。
ポールポジションはJPM。しかしなぜかポールから勝てないというジンクスがあり、その通りとなった。4番手スタートのバリチェロに交わされ、その後1コーナーでミスをしてクルサードと接触、リタイアとなる。
MSは3番手スタートからひとつ順位を落としたが、今回のフェラーリの速さは際だっていた。明らかにウイリアムズよりも速く早々にラルフ、JPMをパスする。その後も安泰の走りだったが一度スピンによって大きくタイムロスする。そのまま2着でゴール。
フェラーリはすばらしく速かったが、それ以上に際だったのはウイリアムズの遅さだ。マクラーレンよりも遅いように見えた。そのマクラーレンのライコネンが3着。JPMとクルサードがリタイアして漁夫の利を得た格好だ。
優勝はバリチェロ。3戦前のオーストリアGPのように、チームオーダーが出るのでは?と観ている人たちも思ったであろうが、今回はチームオーダーは出なかった。フジテレビの中継では、このあと下されるFIAの裁定で厳しいペナルティを課されないようにするためなどといっていたが果たしてどうなることやら。
もっとも、チームオーダーが出ても出なくても、ある程度の批判にさらされることは明白なGPだった。あまりにもフェラーリが強すぎて、かつ独走状態での1−2。チームオーダーを出せばオーストリアGPのようにバッシングされるし、出さなければ「FIAにゴマをすった」とみなされる。
個人的な意見を言えば、オーストリアGPの時の強い決意が本物であるならば、迷わずそれを貫くべきだったと思う。チームオーダーの是非を問わないならば。
しかしまあ、フジテレビも結構いい加減なこといってるなあ。オーストリアGPのチームオーダー直後には、フェラーリのことを「すばらしいプロフェッショナル集団」とか誉めていたくせに、今回の中継中にはそのオーストリアGPでの出来事を「史上最悪」などといっている。世間のリアクションだけでコロコロと意見を変えやがって・・・まあ同じ人が言ったのではないのかもしれないが。
「GLAY レディオコミュニケーション」TAKUROひとりしゃべり。レア音源、というかでもテープ状態のものがオンエア。