F1GPNEWSを観る。今年のF1は大幅にレギュレーションが変更されたが、どのへんがポイントになるのか解説してくれていた。エンジンの回転数が規制されたが実質的に無意味であること。予選は全開でいけるが決勝では抑えざるをえないこと。そのいずれもが大幅に減らされた燃料量に起因すること。前半飛ばしまくりで終盤燃料をセーブする走りというのはタイヤの作動温度領域から外れるので不可能だということ。完全に理解できたわけではないが、マンセルやJVあたりが嫌うF1へ進み続けているのは確か。今年重要なのは、どこで妥協するか/折り合いをつけるか。願わくば、妥協するレベルがGP2よりも上であって欲しい。
F1が技術開発の場であることは今も昔も変わりないが、レースに勝つ事こそが企業イメージと技術力のアピールであった時代は終わり、環境への配慮と市販車へのフィードバックが求められるようになった。毎戦新しいエンジンどころか予選専用エンジンやスペアカーがあった時代から、エコやコストカットが最重要課題となった。参戦チームから自動車メーカーはいなくなったが、パワーユニットサプライヤーとしてF1に関わり続けている。自動車メーカーが主導権を握り続けている以上、この流れは暫く続くのだろう。