1976年のF1世界選手権におけるジェームス・ハントとニキ・ラウダの戦いと、そこに至るまでの数年間を描いた作品。
日本語吹き替え版で観た。特に心動かされたシーンは3つ。
- 1976年ニュルブルクリンクのレース前、ラウダにサインを貰ったファンが日付も入れてくれるようラウダにお願いし、理由を聞かれると「これが最期のサインになるかもしれないから」との返事。観ていてゾッとした。
- ラウダの復帰会見で、大やけどを負って醜くなってしまったラウダの顔について「(新婚の)夫婦生活に影響が出るのでは?」と質問した記者がいた。会見後にその記者の顔面をボコボコにして「その顔を嫁に見せておなじ質問をしろ」というシーンは観ていてスッとした。
- 大事故から僅か42日後に挑んだ復帰戦での4位入賞。
まあ明らかな事実である3はともかく、1と2はあまりにも出来過ぎているためフィクションかなと思わなくもない。現代において2のような質問をした記者がいたなら炎上どころの騒ぎではないだろう。