スペインGP決勝は奇数グリッド勢(ウェーバー除く)がスタートを決めて順位を上げる。予選後記者会見で苦虫を潰したような表情をしていたベッテルも3番グリッドが幸いして2番手に浮上。1コーナーでインを獲れないと悟ったアロンソはひたすらアウトからチャンスを伺ってハミルトンを交わし5番手から3番手浮上。ハミルトン4番手、ライコネン5番手と順位を落とす。スタートが決まらないウェーバーを交わしたマッサが9番手から6番手。ペレスは8番手から7番手に順位を上げたもののペースが遅く、先頭集団と中団の境目を作ってしまう。
アロンソは最初のピットストップを早めに入りベッテルをアンダーカット、更に次のセットが全く合わなかったロズベルグをかわしてトップ浮上。母国の観客大盛り上がり。ロズベルグベッテル、マッサ、ライコネンにも交わされて5番手に転落。予選はすごく良くなっても相変わらずレース下手なメルセデス
昨年までだったらタイヤを労って長持ちさせるってのはバトンの十八番だったが、今年はライコネンの得意技となっている。なので、上位グループの中でも他のドライバーよりピットストップが1回少ないなら優勝あるかも?とワクワクしながら中盤まで観ていた。しかし3回ストップのライコネンを正攻法の4回ストップで粉砕し、ルノー時代以来の母国優勝を決めたアロンソはさすが。マッサも3位なので、今年のフェラーリは近年にないほど好調なようだ。マッサは奥さんと息子がピットウォールでで祝福。
終盤で4ストップに切り替えたベッテル4位、ほとんど見せ場のなかったような気がするウェーバーがいつの間にか5位。6位のロズベルグと8位のバトンは3ストップ。
表彰台のインタビューにエディ・ジョーダンが登場。アロンソへの質問でやたらと「ハウマッチ」を連呼。そのうしろで、マッサとライコネンが談笑している!もっと冷え切ってる関係を想像してたけど、元チームメイト同士意外と仲がいいんだね。