天皇賞

 とにかくディープインパクトが1着になるかどうかが注目されたレース。スタートでは出遅れたが折り合いはついていたようで、向こう正面まで後ろから2、3番手をキープ。3コーナー手前からするすると上がり始め、3コーナー途中で先頭を交わそうとする位置にいた。これは大差になるのでは、と思ったのも束の間、直線でリンカーンが追いすがるも差は詰まらず益々広がり3馬身半の着差をつけてゴール。3分13秒4というレコードタイムだった。9年前にマヤノトップガンが従来のレコードを2秒更新してゴールした時には「馬場状態が良すぎたのであのタイムは参考にならない」と陰口を叩かれたものだが…今回はディープがやったことなので誰もそんなことは言わないだろう(笑)
 表彰式で武豊騎手は右手の指を4本突き上げた。有馬のときには出来なかったからねえ。このままの状態を維持できたなら指が足りなくなるのでは、と余計な心配をしてみたり。

 余談だが、ディープに騎乗する際には前後のレース(第10、12レース)の騎乗依頼を断って集中してレースに挑む武豊騎手。だが今回は主催者側の意向で第9レースと第10レースの順番が入れ替わってしまったことで予定が狂い、大層立腹していたとのこと*1。ディープがあと何回JRAのレースに出走するかわからないが、ディープにもしものことがあったら困るのはJRAなのだから細心の注意を払うべきだろう。

*1:ソースは競馬総合情報社シンクタンク からのメール