笹本祐一「小娘オーバードライブ」

 直前に読んでいた「妖精作戦」シリーズと同じ作者とは思えないほど読みやすかった*1。出版者に合わせて作風も変えたのだろうか?
 1巻は機械を使ったSF、2巻は機械を使わない*2SFといった感じ。「星のパイロット」シリーズもそうだったけれども、同じ設定・登場人物でこうも違った話を書けるとは、笹本祐一という人は引き出しの多い作家さんだ。

*1:デビュー作と10年以上も後の作品を比べるのは酷かもしれない。田中芳樹のデビュー作なんかも後の代表作と比べたらまあ…色々と…

*2:“御先祖様の発明”という形で一応出てはいるが