ゼンノロブロイ2着

http://www.netkeiba.com/より

■英インターナショナルSゼンノロブロイ惜敗

 現地時間16日、英・ヨーク競馬場で行われた英インターナショナルS(3歳上、英G1・芝10f88y、7頭立て)は、道中は最後方に待機していたM.キネーン騎手騎乗の3番人気エレクトロキューショニスト Electrocutionist(牡4、伊・ヴァリアニ厩舎)が、後方2番手から直線で一旦は先頭に並びかけた2番人気ゼンノロブロイをクビ差し切り優勝した。勝ちタイムは2分07秒47(良)。さらにアタマ差の3着には3番手追走の5番人気マラーヘルが入った。

 勝ったエレクトロキューショニストは、父Red Ransom、母Elbaaha(その父アラジ)という血統の米国産馬。従兄に98年独ダービーを制したロベルティコ Roberticoがいる。デビュー以来無傷の3連勝で迎えた、昨年のジョッキークラブ大賞典(伊G1・芝2400m)では2着に好走。今年初戦のカルロダレッシオ賞(伊G2、芝2400m)は2着に6馬身差をつけ圧勝。続くミラノ大賞典(伊G1、芝2400m)を制しG1初制覇を達成していた。通算成績7戦6勝(重賞3勝)。

 M.キネーン騎手は00年ジャイアンツコーズウェイ Giant's Causeway以来2度目の優勝。管理するヴァリアニ調教師は、同レース史上初となるイタリア調教馬による優勝を達成した。

 なお、ゼンノロブロイは、現地時間9月10日に愛・レパーズタウン競馬場で行われる愛チャンピオンS(愛G1・芝10f)に登録をしており、出走の可能性がある。