笹本祐一「星のパイロットシリーズ」

 前作「星のパイロット」の3年後という設定。「彗星狩り」は莫大な利益を生む氷の塊−彗星の破片。宇宙空間における水資源として−を巡って行われたレースのお話。上巻で宇宙に上がり中巻で出発し下巻でゴールした…のだが本来上下巻の予定だったらしい。詰め込みすぎて話が延びるあたりも後期エリアルに似ている。「ハイ・フロンティア」はレースの後始末として実態のないプログラム相手に戦うお話。敵襲を普通に撃退する民間空港が素敵だ(笑)