「大リーグは実力の世界ではないのか。納得がいかない。この成績でメジャーに上がれないのなら、どれだけ打って、守ればいいのか。オープン戦で打率5割、10本塁打を残したって、どうなるか分からない。3Aに行くなら気持ちよく行きたいのに、今日は悔しくて眠れない」
中村紀は小宮山や田口の発言をチェックしていないのだろうか?
「メジャーは契約ありきの世界」「“何でコイツがメジャーなのにオレがマイナーなんだ”って言う選手は何人もいた」と実力だけではどうにもならないメジャーリーグの厳しさを痛感した小宮山。これは今から3年前の出来事で、一昨年色々な媒体で小宮山が語っていたことだ。
中村紀の起用のされ方は、田口が数日前自身のHPで語った「控え選手としての使われ方」と同じであり、よほどアピールできる点がなければロースター枠に入るのは難しい。そもそもマイナー契約になった時点でこれくらいは覚悟してないと…
メジャーから戻ってきた新庄は「イジメまがいの差別を受けた」「日本人だから出場機会がない」*1と語った。実際に差別があるかどうかはともかく、海外で活躍するには英語を流暢に話せないというのはそれだけでハンデとなり、似たような実力の選手が何人かいたら自分の国の選手を選ぶのは日本のプロ野球も同じだろう。
結局、中村紀の実力は契約や差別を吹き飛ばせるほど抜きん出たものではなかったというだけなんだろう。というか日本球界復帰を匂わせる発言までしてるってことは彼のメジャーへの思いとやらは所詮その程度のもので、単にオリックス・バファローズに入りたくなかったので口実にしただけなのかな…