レディオジャパン

 いつも政治・社会問題について舌鋒鋭い伊津野さん。小泉首相などはいつも滅多切りにされている。今日の放送でも韓国外相が訪日延期したことについて盧武鉉政権の姿勢を批判。そこまではいつもの伊津野さんらしかった。
 だが話題が堤氏逮捕に変わると態度が一変、一応「堤容疑者」という呼び方はしたもののいつもの鋭い口調は影を潜め、ほとんど批判めいたことは口にしない。それどころか「堤さんは社員には厳しい人だったみたいだけど、我々から見ればオーラがある」「むしろ被害者」などといった堤氏を擁護する発言が飛び出す始末。そりゃあメディアで働いている人にとってコクドは重要なスポンサー(伊津野さんは以前コクドがスポンサーのゴルフ番組に出演していたらしい)であり、裁判で有罪になってもどうせ実刑はつかないだろうから滅多なことは言えないのだろうが、伊津野さんがいつも批判している人と比べて遜色ない(どころかかなり悪質な犯罪を犯している)堤さんについてこんなぬるいことしか言えないのか…
 伊津野さんは、(私の考えとは少し異なってはいるものの)社会問題について独自の視点をもち、自分の考えをズバズバ言うところに好感がもてた。それだけに、今日の態度にはちょっとガッカリした。