岩隈が楽天に金銭トレード

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プロ野球オリックス入り拒否の岩隈、楽天に金銭トレード
 プロ野球の合併球団オリックス入りを拒否していた前近鉄岩隈久志投手は22日、新規参入の楽天へ金銭トレードで移籍することが決まった。オリックス小泉隆司球団社長が明らかにした。
 合併球団オリックス楽天の間で11月に行われた分配ドラフトで、岩隈はオリックスにプロテクト(優先保有)された。しかし、岩隈は一連の合併騒動への不信感からオリックス入り拒否を表明。小泉球団社長が9月の労使交渉で、合併後の選手分配について「選手の意向を誠意を持って聞きたい」と発言していたことを受け、楽天へのトレードを要求していた。

〔写真:記者会見で、前近鉄の岩隈投手の楽天への移籍を発表するオリックス小泉隆司球団社長=22日午後6時41分、神戸球場(ヤフーBBスタジアムから改称)〕

 結局、野球協約まで持ち出して抵抗していたオリックスサイドが折れるかたちとなった。近年、選手の去就に絡んだ問題が頻発している。井口問題は高塚元オーナー代行の失言がきっかけだが、岩隈問題はオリックスの中途半端な対応によって長引いてしまった。協約云々をいうのであれば磯部をプロテクトから外すべきではなかっただろう。小泉さんはロッテの瀬戸山さん同様すっかり悪者となってしまったが、ナベツネなんかと違いそれほど実験を握っているわけではないので小泉さん個人というよりもオリックスという球団の体質なんだろう。イチローは気持ちよくポスティングで移籍させてもらっているので球団に対しそれほど不信感は抱いていないようだが、田口がFA宣言したときには球団首脳が不用意な発言をしてしまい、真っ先にオリックスが選択肢から外れたらしい。・・・