日本嫌いの理由として６１・７％が「今も中国侵略の歴史を真剣に反省していない」を指摘、歴史問題が日中間の最大懸案との認識が国民の間に浸透していることをうかがわせた。
日本人は「反省していない」のではなく「知らない」のです。日本の歴史教育は近代史、特に昭和史をぼかしてますから、8/6、8/9、8/15が何の日かわからない人も多いのです。高校の日本史では（それが意図的なのかどうかはわかりませんが）「時間が足りない」とかいう理由で夏休みに補習を受けた人以外は戦前日本がやらかした出来事を授業できくことはないのです。それどころか教師は「センター試験では点数が取りやすいから」という理由で日本史ではなく地理の受講を勧めてきます。そこで地理を選択してしまった人たちは、小・中学校での大づかみな日本史の知識しかないのです。日本の歴史教育は学年が下がるほどソフトな表現になっていますから、下手すると「日本が中国を侵略した」ということすら知らない人たちが若者の中にたくさんいる可能性が高いのです。
「知らないということ自体反省していないじゃないか」といわれれば返す言葉もありませんが・・・
