谷2連覇、野村3連覇

 二人とも圧倒的な強さで準決勝まですべて1本勝ち。特に野村は緒戦こそ3分ほどかかったものの、以降の試合は秒殺。組んだらあっという間に投げていた。
 決勝での谷は開始直後から積極的に攻め続けての優勢勝ち。左足に大怪我を負っているのにそれを全く感じさせなかった。
 野村は相手のとにかく投げられまい、という組み手に少し手こずるが、終始優位に試合を進め完勝。五輪3連覇という偉業を達成した。
 谷は4大会連続で決勝進出、野村は3連覇と、ともに10年以上世界のトップクラスの実力を維持していたということがすごい。