ハルウララについて

http://d.hatena.ne.jp/yms-zun/20040324
 競馬に興味のある人の目から見ても異常な盛り上がりだった月曜の高地競馬は、競馬に興味のないF1ファンの人から見てもやはり異様に映っていたらしい。

 あれは要するに、競馬に興味のない一般の人達が「たまちゃん」を観戦しにいったようなものなんだろうな。そもそも、ワイドショーなどのメディアで取り上げられて時の人となってしまうと、その日の朝食やお召し物、スケジュールなどが逐一報告される。多摩川のアザラシは出現場所にテレビカメラや見物客が押し寄せ、見に来た人に主婦がジュースを高値で売りつけたり、住民票を与える自治体まで出てくる始末。ハルウララは全国の地方競馬場の窓口及び一部の中央競馬でも馬券が販売され、CDデビューまで果たした。
 これらのパターンに当てはまるものは必ず年にいくつかある。そして、みんなすぐ飽きてしまいブームがすぐ去ってしまうところも共通している。

 それでも、売上が減少している(特に地方の)競馬界にとっては、一瞬でも話題を提供してくれて盛り上げてくれたハルウララの存在は貴重なんだろう。ただ、本当の意味で盛り上げるにはハルウララと対極の存在(=やたらと強い馬)の出現が望ましい。