何がいいたいのかよくわからない記事

オレ流落合、一転乱気流…長嶋ジャパンに水さし
好意的だった全セ界を敵に回し孤立

 中日・落合監督が全セ界を敵に回してしまった。宿敵の巨人だけでなく、他の4球団まで落合発言を快く思っていないというのだ。
 昨年暮れの就任会見以来、“オレ流”発言を連発。「トレードをしない」など、ことが今季のチーム状況に終始している間は、球界に波風を立てるようなことは別になかった。だが、アテネ五輪長嶋ジャパンの選手選考に関して、「2人枠の撤廃は不公平を招く」と攻撃してから、事態は一変した。「どういった意図があってしゃべっているのか」と、落合監督に対する不信の声は大きくなるばかり。
 オリンピックイヤーを迎えて、日本中が長嶋ジャパンの金メダルに一直線になっているときに、水をさすような発言。持論を展開するのは、落合監督の得意技だが、相手が悪すぎた。長嶋ジャパンに、プロ野球の人気を頼っている以上、逆らえない。
 「目標はズバリ、日本一。人ができること、僕にできないわけないでしょ?」と、素直な夢を繰り返しているうちは、落合監督の船出に好意的だった他球団がカチンと来た。例えば、前監督の星野SDが全面支援を表明している岡田阪神は、落合中日に同調するわけにはいかなくなった。
 超巨大戦力の巨人に対し、包囲網さえ敷こうと考えていたのがご破算になりかけた。いくら、落合中日が巨人にライバル心を燃やし続けても、1球団だけではとても140試合持つわけがない。
 立浪、福留ら主力選手が、長嶋ジャパンを“批判”しても、大きな反動は起こらなかった。監督の発言を重く見た白井オーナーや西川球団社長が、「落合君の言うこともわかる」と、全面的なバックアップをした。2人枠の撤廃について、落合監督の言葉を、球団の総意としたのだ。
 まあ、いくら落合監督の影響力が強いからといって、名古屋の球団ではイマイチ力不足は否めない。これが幸いして、今のところは、敵とは言っても総攻撃は受けていない。「中日の戦力はキャンプ、オープン戦を終えないと読めないからね」とは、在京球団のスコアラー。
 「口は災いのモト」なのか、「災い転じて福となす」のか。長嶋さんと張り合う落合監督から、やっぱり目は離せない。
ZAKZAK 2004/01/06

 サブタイトルに「好意的だった全セ界を敵に回し孤立」とまで書いてある割には「今のところは、敵とは言っても総攻撃は受けていない」と、インパクトのあるタイトルだけで中身は大したことないのが実に夕刊フジっぽい。