遂にWinnyで逮捕者

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031128-00000090-mai-soci

著作権法違反>共有ソフト違法利用で2人逮捕

 パソコンのファイル共有ソフトWinny」を使い、映画やゲームソフトを不特定多数が違法利用できる状態にしたとして、京都府警ハイテク犯罪対策室と五条署は27日、群馬県高崎市飯塚町、自営業、木本勝彦容疑者(41)と、松山市の無職少年(19)を著作権法違反容疑で逮捕。「Winny」開発者の自宅も家宅捜索し、同ソフトを無料配布していたホームページは閉鎖された。ファイル共有ソフトを巡る摘発は全国初という。

 調べでは、木本容疑者は今年9月25日ごろ、著作権者の許可を受けないまま同ソフトを使い米映画「ビューティフル・マインド」ほか1本をインターネット上に公開し、少年も同月12日ごろ、人気のゲームソフト「スーパーマリオ・アドバンス」ほか1本のファイルを公開、不特定多数の利用者がダウンロードできる状態にした疑い。共に容疑を認めているという。任天堂など2社が告訴していた。

 「Winny」は、ファイル名の一部を検索するだけで、共有状態にされた映画やゲームなどのソフトを簡単にダウンロードできる。社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(東京都)によると、ユーザーは今年9月で全国約25万人。わいせつ画像や児童ポルノ配布などの問題も起きている。日本国際映画著作権協会によると、今回の被害は「ビューティフル・マインド」だけで約2億3000万円と推定され、同協会は「ユーザーのモラルに警鐘を鳴らす摘発と言える」と話している。【酒造唯】(毎日新聞)[11月28日0時8分更新]

 ようやく、といった感じだろうか。
 この手の事件でいう「被害金額」というのは結構微妙な数値だと思う。今回の場合は「ソフトの代金×ダウンロードされた数」で金額を算出したのだろうけれども、逮捕された容疑者がWinnyで映画をアップロードしていなかったらこれだけの金額がメーカーに入ったのかといえばそうとは言えない。Winnyで映画やソフトをダウンロードするような奴の大半は、無料でなければ観たり使ったりしようとも思わないだろうから。
※別に不正コピーのアップロードを肯定しているわけではない