http://sports.yahoo.co.jp/headlines/20031022/20031022-00000009-nks-spo.html
2003年10月22日(水) 10時13分
川相中日入団、自ら落合監督に電話(日刊スポーツ)

 他球団での現役続行を望んでいる巨人川相昌弘内野手(39)が、中日に入団する可能性が高くなった。21日、中日井手編成担当が川相本人から「まだ野球を続けたいので、よろしくお願いします」と電話を受け、落合監督に報告。決定は11月5日からの沖縄秋季キャンプに参加させてからになるが、フロントが獲得に前向きな姿勢を見せ、落合監督も川相を高く評価しているだけに、入団への支障はなさそうだ。
 落合新監督が待っていた熱烈ラブコールがついに届いた。この日、名古屋市内の球団事務所で井手編成担当が、川相から入団を希望する意思表示があったことを明かした。「川相本人から『まだ野球を続けたいのでよろしくお願いします』と電話があった」。すぐに日本シリーズ解説のため大阪入りしている落合監督に報告。自由契約選手はあくまで秋季キャンプに参加してから-という方針を持つ同監督だが、巨人時代に一緒にプレーした川相に関しては本人の熱意があれば獲得に動くと明言していた。
 加えて、これまでは慎重だったフロントも前向きな姿勢を見せた。伊藤球団代表は「巨人を見返したい、という気持ちが強いようだね。(契約金も)それほど高くないようだし選手枠の問題もない。キャンプを見てからになると思うけど。監督に一任?  そういうことになります」。まだ公示されていないため慎重に前置きしながらも獲得へ支障がないことを明かした。井手編成担当も「監督にはキャンプで見て(コーチの)皆さんと相談して決定してくださいと伝えた」と現場に一任した。
 川相は"オレ流野球"にぴったりの人材だ。落合監督は「三拍子そろっていなくても、何か1つ持っている選手がいい」と一芸に秀でた"職人集団"を目指している。犠打世界記録を達成した川相の一芸は申し分ない。複数のポジションを守れ、故障が少ないことから「ああいう選手がいると助かる」とも評価。よほどの故障がない限り"合格"は間違いない。
 21年間袖を通した巨人のユニホームにこだわらず、コーチ就任要請を断ってまで他球団での現役続行を熱望する川相。あくまで秋季キャンプを経てからになるが、川相が来季、中日のユニホームを着るのは間違いなさそうだ。【鈴木忠平】

 いち中日ファンとしては、川相の能力について何ら異存はないが、今の中日に一番必要なのは長距離砲ではないのかなあ・・・