高速道料金を無料化、党政策綱領に

 民主党菅直人代表は22日、鳥取県米子市内で講演し、次期衆院選で提示する「マニフェスト」(政策綱領)に、大半の高速道路の無料化を盛り込む考えを明らかにした。「(政権獲得後)3年以内に(無料化を)実現できる」としている。

 菅代表は「高速道路を無料化すれば買い物などにも気軽に利用でき、大きな経済効果が出る。ただ、混雑している東京、大阪などは無料化するともっと大変になるので除外する」と述べた。【小松原弘人】
毎日新聞6月22日] ( 2003-06-22-23:19 )

 北國新聞の記事にも小さく載ってはいたが、果たしてどうなんだろう?

 最も突っ込まれると思われる財源については、現在日本にある車1台につき年5万円の税金をかければ採算が合う、というふうに考えているらしい。じゃあ年5万円も高速道路を利用しない人たちにとっては単なる増税ではないのか?

 あくまで「民主党が政権をとった場合」ということらしいので、共産党の「政権をとれば消費税を撤廃する」とかいうのと同じかな。社会党も「自衛隊違憲だ」と言い続けていたのに与党になっても何も変えられなかったし。しかも再び野党となり名前も変えてからは相変わらず自衛隊バッシングを繰り返しているし・・・所詮選挙で勝つためにできもしない公約をアドバルーンとしてぶち上げているだけなんだろうなあ。

 そういえば共産党も党綱領を改正して、天皇制や自衛隊を事実上認めることにしたらしい。そうすることで、無党派層の支持を得やすくしたいようだ。共産主義国家が軒並み転覆した後もなぜそんなに存続にこだわるのかがイマイチ理解できないが、とにかく生き残るために必死らしいことは伝わってくる。